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アダルトサイトへのリンク設置も違法 最高裁

アダルトサイトへのリンク設置も違法 最高裁

Posted July. 29, 2003 21:45,   

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インターネットのホームページにアダルトサイトを直接接続できるようにリンクを設置しておくことも淫乱物掲載行為として処罰すべきだとする最高裁判所の判決が出た。

最高裁1部(主審・朴在允大法官)は、本人が運営しているインターネット新聞に淫乱写真や小説が掲載された他のインターネットページに接続できるようにリンクを設置した容疑で起訴された李某氏に対する上告審で、無罪を判決した原審を破り、事件を水原(スウォン)地裁に還送したことを、29日明らかにした。

最高裁は判決で、「インターネットのリンクはマウスのクリックという簡単な操作で利用者に他のウエブページの内容を直接伝えるのと同じ機能を果たす」とし、「淫乱物のリンク表示を自身のウエブサイトに設置した行為は、他のサイトを紹介する次元を超え、淫乱物を直接展示したのと変わりない」と明らかにした。

李氏は1988年5月〜6月、ウエブサイトを運営しながら各種の淫乱物を掲載した他のホームページに直につながるリンクを作った疑い(電気通信基本法違反)で起訴されたが、1、2審で「リンクサイトの開設は淫乱な符号などを展示したものと取れない」という理由ですべての容疑に対して無罪判決を受けた。

しかし、今回の最高裁の判決は、インターネットの属性上、議論の呼び起こしそうだ。

ほとんどのインターネットホームページが利用者に便宜を提供するため、リンクサイトを貼り付けているが、リンクサイトに突発的に掲示される不健全な掲示物に対しては、直接管理や制裁を加える権限がないからだ。

インターネット業界では、「最高裁の判例通りなら、当初問題のない掲示物を載せていたリンクサイトが突然淫乱物を掲載した場合にも、もとのホームページ管理者が責任を取らなければならない状況も考えられるからだ」とし、「リンクはインターネットネットワークの核心であるだけに、これを制裁しよとするよりは、リンクサイトへの接続は、利用者の判断に委ねる必要がある」との見解を示している。



丁偉用 viyonz@donga.com