08年の北京五輪のマスコットシンボルとして『西遊記』の「孫悟空」が有力な候補に上がっている。中国のマスコミは16日、「中国の古典文学普及研究会議西遊記研究学会が北京五輪のマスコットに推薦することにし、テレビドラマとイラストを通じて、孫悟空のイメージ普及に乗り出す一方、キャラクタ公募に入った」と伝えた。
中国四大奇書の一つである『西遊記』の主人公・孫悟空は、△何よりも中国人に親しまれ、△西域から仏教の経典を求めるために、あらゆる苦難と逆境を乗り越えたという点でオリンピック精神にも合い、△小説の中でさまざまな妖怪を打ち倒し、平和と自由を守ろうと努力したという点で中国人の精神的な特徴を代弁しているという。
北京五輪のマスコットシンボルの候補には、孫悟空の他に龍、虎、パンダ、チベットレイヨウなどが上がっているが、それぞれ欠格事由があるというのが西遊記研究学会の主張だ。
龍は西洋のクリスチャンによいイメージを与えていない上に、虎は1988年のソウル五輪でマスコットとして使用され、パンダは1990年の北京アジア大会ですでに採択されたことがあり、チベットレイヨウは普遍的なイメージを持っていないということだ。
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