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地下鉄放火事件、死亡者189人に 被害者把握で混乱も

地下鉄放火事件、死亡者189人に 被害者把握で混乱も

Posted February. 26, 2003 22:22,   

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26日大邱地下鉄1080号電動車に対する遺体捜索結果、7体の遺体がさらに発見され、同電動車内だけで135人の死亡者が発見されたことで、同日現在死亡者は189人に増えた。一両日ほど追加鑑識を行えば、総死亡者は200人に上るものと推算されている。

だが、事故対策本部に受付られた行方不明者が300人に達し、最終的には200人(47人は身元確認)の遺体を確認したとしても、依然150人以上の人が生死不明の状態である。今回の事件の死亡者は全員で一体何人になるのか。

大邱地下鉄公社は事故直後、1079号の電動車(アンシム行き下り線)に255人、1080号電動車(大谷行き上り線)に185人が搭乗したと発表した。1079号車内では遺骨や遺体がまったく発見されていないことから、今回の事故の犠牲者は大半が1080号車から発生したものと推定される。

事故当時、1080号電動車の乗客数を推定できる唯一の資料は、大邱地下鉄公社電算統計。乗り降りの駅を識別できる交通カード利用の乗客(利用率24%)を根拠に、乗車券を利用したと思われる乗客など全ての乗客数を「推定」した。

事故が発生した18日午前9時から10時まで、1080号と同じ上り線の電動車に乗ったものと推定される乗客は計1665人だった。この1時間に上り線で地下鉄が9回運行されたから、9等分すると約185人が乗ったものと推定される。

地下鉄公社が昨年5月20日(月)午前9時から1時間中央路(チュンアンロ)駅を通った電動車の乗客推定値は下り線255人、上り線207人だった。

事故時間帯の中央路駅下り線の隣接駅である大邱駅で乗った乗客は296人、七星(チルソン)駅283人、新川(シンチョン)駅318人、東大邱駅は293人と推定された。大邱地下鉄公社の営業チーム担当者は、「平日の午前だったため、客室で立っていた乗客はほとんどいなかっただろう」とし、「交通カードを通じた乗客推定は最大10%ほどの誤差があると見ている」と述べた。

こうした誤差を考慮すれば、犠牲者が集中している1080号車に乗っていた乗客は当初知られた185人より少なくとも50人は多かった可能性があり、行方不明者の死亡認定をめぐって議論が続くものと見られる。

▲三豊(サムプン)デパート崩壊の場合〓95年6月に502人の死亡者と937人の負傷者が発生したソウル三豊デパート崩壊事故当時、受け付けられた行方不明者は1009人だった。だが、このうち遺体を発見できないまま死亡者に分類された「認定死亡者」は31人。

当時の行方不明者審査委員会は職員、勤労者、店舗勤務者、身元確認が可能な遺留品がある場合、目撃者がある場合などを総合して、認定死亡者を決定した。

今回の大邱地下鉄放火事件のような惨事の場合、対策本部は本人の確認が可能な遺留品が発見された場合、携帯電話など位置確認が可能な場合、平日同じ時間帯に地下鉄で会社に通った場合、閉鎖回路テレビに確認された場合などを認定死亡者に分類する計画だ。だが、事故当時、摂氏1000度以上の高熱が発生したことなどから、認定死亡者分類をめぐる葛藤は続くものと見られる。



boriam@donga.com podragon@donga.com