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U-20代表招集のイ・ガンイン、バレンシアの主力離脱でクラブ復帰の可能性も

U-20代表招集のイ・ガンイン、バレンシアの主力離脱でクラブ復帰の可能性も

Posted April. 24, 2019 08:51,   

Updated April. 24, 2019 08:51

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「あの時(A代表招集)とは違う感じだけど、ここも皆先輩たちだ。できるだけポーランドに長く残って先輩たちと良い思い出を作りたい。目標は優勝」

韓国サッカーの未来、CFバレンシアのイ・ガンイン(18)が23日、U-20ワールドカップ(W杯)代表に招集され、練習に合流した。イ・ガンインは同日、坡州(パジュ)サッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)で行われた記者会見で、「U-20W杯は、サッカーのうまい全世界の選手が大挙して出場する大会だ。大会までに調子を上げて良いプレーを見せたい」と話した。

チョン・ジョンヨン監督率いるU-20代表は、来月23日ポーランドで開幕する第22回大会に出場する。「スタープレイヤーの登用門」と言われる同大会は1977年に始まり、2年置きに開催されている。ディエゴ・マラドーナ氏(1979年)やリオネル・メッシ(2005年=以上アルゼンチン)、ルイス・フィーゴ氏(1991年=ポルトガル)らがそれぞれの祖国に優勝をもたらし、早くから存在感を示した。韓国の歴代最高成績は、1983年のメキシコ大会で記録したベスト4だ。

直近で国内で初めて開催された2017年大会では、ペク・スンホ(ジローナFC)やイ・スンウ(エラス・ヴェローナFC)が出場し4強入りを目指したがベスト16で終わった。韓国は今大会でポルトガル、南アフリカ、アルゼンチンと一緒にF組に入った。全6組の上位2チームが決勝トーナメントに進出し、組3位のうち上位4チームが追加でベスト16に入る。

イ・ガンインは同日午後から公式練習に参加したが、実際に大会出場が実現するまでは油断を許さない要素がある。バレンシアの主力MFデニス・チェリシェフがじん帯負傷で残りシーズンが絶望的だと、クラブが23日に発表したのだ。チェリシェフとポジション(ウィンガー)が同じイ・ガンインをクラブが呼び戻す可能性が出て来たのだ。バレンシアは、イ・ガンインの代表招集に応じながら、負傷選手の発生など万が一の事態が起きれば、いつでもクラブに復帰させることができることにしている。もともとU-20W杯はクラブには選手の代表招集に応じる義務がないのだが、どうしてもイ・ガンインが必要だと判断したチョン監督は、スペインに渡ってイ・ガンインの代表合流を求めた。これに対して、イ・ガンインは「まだクラブから連絡はない。バレンシア監督も『(年齢制限のある大会は)めったにない機会なので、頑張ってきなさい』と言ってくれた。バレンシアがヨーロッパリーグやスペイン国王カップなど重要な試合を控えてはいるが、代表チームに招集されたのだから、ここに集中したい」と話した。

イ・ガンインは先月、18歳でパウロ・ベント監督率いるA代表に招集され、多大な注目を集めたが、2度の親善試合で一度もピッチを踏むことができないままスペインに帰った。U-20代表はA代表とはレベルの差があり、今大会ではイ・ガンインが重用される可能性が高い。代表チームは、国内での練習を終えた後、来月5日、開催地ポーランドのキャンプ地に向かう予定だ。


李承鍵 why@donga.com