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沈没したステラデイジー号のブラックボックスを回収

沈没したステラデイジー号のブラックボックスを回収

Posted February. 19, 2019 08:28,   

Updated February. 19, 2019 08:28

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2017年3月31日に沈没して韓国人8人など、乗組員22人が行方不明となった鉱石運搬船ステラデイジー号のブラックボックスが、17日南大西洋の深海で回収された。

外交部と海洋水産部は18日、「米国の深海調査専門会社『オーシャンインフィニット社』の捜索船『シーベッドコンストラクター』号が17日午前、南大西洋の事故海域で操舵室を発見し、ブラックボックスである『航海記録保存装置(VDR)』を回収した」と明らかにした。捜索船は事故周辺の海域に低周波を照射して金属を探知し、遠隔制御の無人潜水艇(ROV)を降ろして、水深3461メートルでVDRを回収した。VDRには運航時間、位置、速度、方位だけでなく、操舵室乗組員たちの会話録音や無線電話通信(VHF)の状況などが記録されており、事故把握に大きく役立つものと見られる。

捜索チームは、操舵室の側面に刻まれた船舶固有の船舶識別番号(IMO)を通じて、発見船舶がステラデイジー号であることを確認した。発見地点は遭難信号を送った場所から約1キロ離れたウルグアイ・モンテビデオ東側から1860海里(約3407キロ)離れたところだ。操舵室は、船舶本体と分離した状態であり、本体は捜索中だ。

回収されたブラックボックスは、空気にさらされると腐食するため、特殊溶液に入れられて保管されており、シーベッドコンストラクター号が1回目の捜索を完了後、今月末ウルグアイ・モンテビデオ港に戻ってきたら、韓国に送る。海洋水産部の当局者は、「データ抽出後、分析は海洋警察と海洋安全審判員が担当する。分析には約1ヶ月がかかるが、音質状態等によっては数ヶ月がかかることもある」と伝えた。


韓基渽 record@donga.com