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「アンドリュー・キム氏の顔出しで活動に制約」韓米情報当局、後任は徹底して非公開

「アンドリュー・キム氏の顔出しで活動に制約」韓米情報当局、後任は徹底して非公開

Posted January. 17, 2019 08:53,   

Updated January. 17, 2019 08:54

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米中央情報局(CIA)コリア・ミッションセンターのアンドリュー・キム前センター長の後任が、水面下で2回目の米朝首脳会談に向けた実務調整に乗り出したとされ、その後任センター長が誰なのか外交関係者の間で関心が集まっている。

キム氏は昨年12月、退任を控えて後任とともに訪韓し、板門店(パンムンジョム)で北朝鮮側と挨拶を交わし、大統領府国家安保室と国家情報院のカウンターパートに後任を紹介したという。しかし、この人物について具体的な情報はほとんど公開されていない。外交筋は、「韓国系米国人であるキム氏とは違って、後任のセンター長は50代白人男性だとされる」とし、「日本と中国に関連する業務を長く担い、北朝鮮関連業務の経験は多くないようだ」と話した。

CIAは、後任センター長の情報の露出に非常に敏感だ。CIAは、国家情報院など韓国情報当局にも「後任センター長は非公開の人物なので、情報が露出しないようにしてほしい」と要請したという。このため、大統領府、国家情報院のごく一部の人しか後任センター長の名前と情報を知らない。

米国のこのような対応は、北朝鮮と水面下の接触を続けなければならないセンター長の正体が公開されれば、セキュリティが生命の非核化交渉に支障が生じかねないと判断にしたからとみられる。韓国国内では「アンディ」で通じるキム氏の場合、韓国語に長けているうえ、CIA韓国支部長を務めるなど国内に人脈があって情報が知られるようになった。特に昨年5月、ポンペオ米国務長官が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と面談する時に通訳として同席したキム氏の顔が労働新聞に公開され、一般にも知られることとなった。


ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com