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世界的DJスティーヴ・アオキが訪韓、「K-POPは粋を知っている音楽…インスピレーションを多く得られます」

世界的DJスティーヴ・アオキが訪韓、「K-POPは粋を知っている音楽…インスピレーションを多く得られます」

Posted December. 18, 2018 09:10,   

Updated December. 18, 2018 09:10

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「K-POPは素敵な方法を知る音楽ジャンルです。防弾少年団(BTS)とも一緒に作業することができて光栄でした」

世界的なDJスティーヴ・アオキ(41・写真)が再び韓国を訪れた。16日未明、仁川市中区(インチョンシ・チュング)のクラブ「クロマ」では、彼のトレードマークであるケーキを持ちあげると、400人の観客が歓声を上げた。アオキは「CAKE ME」のプラカードを持った人たちにケーキを投げ、シャンパンをかけまくった。観客たちは気にせず、エレクトロニックダンスミュージック(EDM)に体を揺すった。

今年二度目に来韓したアオキと、公演直前に会った。彼は韓国との縁がいろいろな面で深い。特に「(K-POPの)様々な試みを見ながらインスピレーションを得る」という。10月には、防弾少年団が参加した新曲「Waste It On Me」も公開した。「MIC Drop」「伝えられなかった真心」に防弾少年団と3度目のコラボレーションである。

アオキは、世界で最も忙しいDJの一人だ。世界を回って年間200回以上の公演をこなす。2015年に声帯嚢腫の手術も受けたが、相変わらず元気旺盛である。最も長い観客の歓声時間、最も多くのツアーを回ったアーティストなど、ギネスの記録だけでも5つもある。彼の人生を扱ったドキュメンタリーのタイトルであり、ロックグループ・ボンジョビの歌「アイ・ウィル・スリープ・ウェン・アイム・デッド(睡眠は死んでから)」がモットーだ。

日系アメリカ人である彼は、アジアを代表するDJとして記憶されることを望んでいる。彼は、「アジア系文化人の道を切り開いたという評価を受けたい。BTSもそのような人物だ」と話した。彼は忙しいスケジュールにも拘わらず、飛行機の中で信じられないほど本を読むという。アオキは、「最近はユヴァル・ハラリの『サピエンス』『ホモデウス』に凝っている」と笑った。

アオキは父親に認められるための努力が今の自分を作ったと振り返った。日本のプロレスラーであり、米国のレストラン実業家であるロッキー・アオキは「アメリカン・ドリーム」の象徴ともいえる存在だった。彼は2008年にこの世を去った父親が「生涯のロールモデルだ」とし、「賞賛よりも常にもっと努力しなければならないと忠告していた人だ」と語った。


申圭鎭 newjin@donga.com