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元英語講師のダニエル・マーコートがイエロージャージを獲得、ツール・ド・コリア2018スペシャル

元英語講師のダニエル・マーコートがイエロージャージを獲得、ツール・ド・コリア2018スペシャル

Posted October. 10, 2018 08:08,   

Updated October. 10, 2018 08:08

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ダニエル・マーコート(35=ワッツレーシングチーム、写真)がサイクル愛好者たちの夢の舞台であるツール・ド・コリア2018スぺサルでイエロージャージ(総合1位の選手に贈られる黄色のジャージ)の主役になった。

米国人のマーコートは9日、京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)にある臨津閣(イムジンカク)を出発し、ソルマリ峠を折り返す63.6キロの第3区間で1時間24分36秒でゴールした。これでマーコートは第3区間までの合計タイム5時間26分10秒を記録し、イエロージャージを獲得した。

ボーナスタイムが勝負を分けた。マーコートは前日まで1位を走っていたチョン・ソサン(32=龍山レーシング・カルマトA)と同じタイムでゴールインした。だが、スプリント区間を1位で通過し、ボーナス3秒を獲得し、チョン・ソサンを2秒差で抜いた。チョン・ソサンは2年連続の総合2位。3位は5時間26分17秒を記録したイム・ゴンヨプ(31=キャノンデイル・トップスピードR)だった。

昨年大会でマーコートは第2区間まで首位を走り第3区間でも首位を疾走したが、ゴールまで20キロほどを残してタイヤがパンクしたため、8位でレースを終えた。マーコートは「今日のレース前に朝食も食べれないほど大変緊張した。幸いにスプリント区間で良い成績が出たので安定感を取り戻した。昨年の痛い記憶を吹き飛ばして優勝できてとても嬉しい」と話した。

数年前まで慶尚南道晋州市(キョンサンナムド・チンジュシ)でネイティブの英語講師として働いていたマーコートは、趣味でサイクルを乗りながら自転車同好会のワッツレーシングチームと縁を結んだ。2016年には海外から自転車を輸入販売するワッツサイクルに入社し、海外コミュニケーション業務を担当している。今大会に出場したワッツレーシングチームの6人の選手のうち4人が外国人だ。

山岳王はパク・ジョンイル(30=エイワンレーシングチーム1)が、スプリント1位はファン・ギュテ(29=チーム・メリダレーシング)が獲得した。ベストヤングライダー賞(1993年以下生まれ)はペ・ジュンボム(20=キャノンデイル・トップスピードR)が受賞した。今年で12回目を迎える今大会は、南北間のスポーツ交流の活性化に足並みを揃え、非武装地帯(DMZ)沿いの江原道高城(カンウォンド・コソン)や華川(ファチョン)と坡州で行われた。


李憲宰 uni@donga.com