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ドゥテルテ大統領、犯罪繰り返せば「殺す」と腐敗警察官に警告

ドゥテルテ大統領、犯罪繰り返せば「殺す」と腐敗警察官に警告

Posted August. 09, 2018 10:31,   

Updated August. 09, 2018 10:31

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「犯罪との戦い」を実施しているフィリピンのドゥテルテ大統領が、犯罪の疑いで捜査を受けている現職の警察官たちを集め、殺害命令を出すと警告したと、CNNなどが8日付で報じた。

ドゥテルテ氏は前日、さまざまな犯罪に関与したとされる102人の警察官をマニラの大統領官邸の前庭に集め、「こういうことを繰り返すなら、あなたたちを本当に殺す」と暴言を吐いて脅迫した。「役に立たず、社会に必要のない存在」とも述べた。ドゥテルテ氏の暴言はテレビで生中継された。CNNは、ドゥテルテ氏から殺害脅迫を受けた人々は、強姦、誘拐、麻薬取引に関与した疑いで捜査を受けている警察官が大半で、休暇届を出さずに休むなど業務上過失を犯した警察官も一部含まれると伝えた。

ドゥテルテ氏は、「あなたたちがするように人を殺すのは簡単だ。後をついて行って、後から銃を撃って静かにその場から立ち去ればいい」とし、「私にはあなたたちを一生監視する特殊部隊がある。小さな過ちでも見つかったら、あなたたちを殺すよう指示を出す」と繰り返し警告した。警察官の家族に対しても、「ここにいる警察官が殺されても、『人権』とか『正当な法手続き』と言わないでほしい。警告したのだから」と呼びかけた。

2016年に就任したドゥテルテ氏は、「犯罪との戦い」を宣言し、大々的な麻薬犯掃討作戦を実施した。その結果、現在まで4500人以上の麻薬犯が銃で撃たれて死亡した。


ウィ・ウィンジ記者 wizi@donga.com