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中国内の北朝鮮レストラン、外国人に名義を変えて便法営業

中国内の北朝鮮レストラン、外国人に名義を変えて便法営業

Posted January. 08, 2018 08:41,   

Updated January. 08, 2018 09:33

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中国内の北朝鮮企業の退出期限の9日を控えて、中朝国境地域の北朝鮮レストランや北朝鮮ホテルが営業を停止し、制裁を避けるために外国人に名義を変える便法を使っているという。

7日、中国の北朝鮮事情に詳しい消息筋によると、遼寧省瀋陽市の代表的な北朝鮮レストラン「牡丹館」が先月末に閉店した。東亜(トンア)日報の取材陣が同日、牡丹館を訪れると、レストランのドアには「店内改修のため休業」という張り紙があった。店内は灯りが消えていた。牡丹館側は本紙の電話取材に対して、「(従業員が)皆(北朝鮮に)帰った」と話した。牡丹館は1階がコーヒーショップ、2~3階がレストランとなっている。

別の消息筋は、「瀋陽で最も大きな北朝鮮レストラン『平壌館』が昨年12月初めに、遼寧省丹東の北朝鮮レストラン『柳京レストラン』が12月半ばに一時休業した」と伝えた。柳京レストラン側は7日、電話取材に対して、「閉店するかどうかは分からない」と明言は避けた。瀋陽の北朝鮮レストラン「ドンミョン館」も営業を停止する予定だという。

中国内の代表的な北朝鮮ホテルである瀋陽の「七宝山ホテル」は9日以降の予約が可能かどうかについて「分からない。9日午前にまた電話をかけてほしい」と答えた。北朝鮮事情に詳しい消息筋は、「七宝山ホテルなど多くの北朝鮮レストランやホテルが、法人代表名義を中国人などに変えて制裁を避けようとしている」と伝えた。

特に、吉林省延吉市の北朝鮮ホテル・レストランの柳京ホテルは、日本人に名義を移して日本企業に「洗浄」して営業を続けるという。しかし、同ホテルは6日、取材陣が訪れた時は営業していなかった。

これら国境地域の北朝鮮レストランやホテルとは違って、北京の有名な北朝鮮レストラン「海棠花」、「銀畔館」、「玉流館」などは、「9日以降も予約が可能で、営業停止の計画はない」と明らかにした。北京の消息筋によると、海棠花が設立したキムチ工場も、北朝鮮資本が投資された企業であるにもかかわらず撤収の計画はないという。中国は昨年9月、「2018年1月9日」を期限に中国内の北朝鮮企業にすべて閉鎖するよう命じた。



尹完準 zeitung@donga.com