Go to contents

文大統領、「戦作権返還の条件を早く備えなければ」

文大統領、「戦作権返還の条件を早く備えなければ」

Posted December. 09, 2017 09:40,   

Updated December. 09, 2017 09:45

한국어

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は8日、「堅固な韓米同盟をもとに戦時作戦統制権(戦作権)返還の条件を早く備えていかなければならない。韓国軍が韓米合同防衛を主導する能力を確保することが鍵だ」と述べた。

文大統領は同日、大統領府で就任後初めて全軍主要指揮官との昼食会を開き、「韓国国防の責任を自ら負う責任国防を実現するよう核心能力を実質的に強化してほしい」とし、このように話した。韓米両国が戦作権返還の核心条件として合意した「韓国軍の能力向上」を早期実現を強調したのだ。

文大統領は、「自らの安保と平和を守るために北朝鮮に対して圧倒的な力の優位を達成しなければならない」と強調した。先月のトランプ大統領との韓米首脳会談で合意した韓米ミサイル指針改正の後続措置や先端軍事装備の獲得・開発にスピードを出すことを注文した。

 

これに対して宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は、来年度の国防費の大幅増額を取り上げ、「韓国型3軸体系(キルチェーン・ミサイル防衛・大量反撃報復)を早期に構築し、有事の際、最短時間内に最小の犠牲で戦争を終結できる新たな作戦遂行概念を発展させる」と明らかにした。

 

昼食には地震被害を受けた慶尚北道浦項(キョンサンプクト・ポハン)の特産品の干しサンマや今年初め大火災で被害を受けた全羅南道麗水(チョンラナムド、ヨス)の市場で購入したからし菜キムチ、生産過剰で価格が暴落したデボン柿が提供された。

一方、4日から行われた韓米空軍合同演習「ビジラントエース」は8日に終了した。演習に参加するために在日米軍基地や米本土から韓半島に展開した米軍戦闘機は早ければ今週末に各基地に戻る。

今回の演習は、韓米空軍戦闘機など約260機の戦闘機が投入され、過去最大規模で行われた。特に「世界最強の戦闘機」と呼ばれるF22ステルス6機をはじめ、F35B12機、F35A6機などステルス戦闘機だけで24機が参加した。6~7日には過去初めて2日連続で戦略爆撃機B1B編隊がグアムのアンダーソン基地から韓半島に展開して爆撃演習をするなど、対北朝鮮抑止のため空中戦力を誇示した。

軍関係者は、「演習は終わったが今後も世界最強の米軍戦力を韓半島に常時配備するレベルで展開を続け、北朝鮮が平昌(ピョンチャン)五輪を控えて追加挑発できないようにする」と述べた。



ユ・グンヒョン記者 ソン・ヒョジュ記者 hjson@donga.comnoel@donga.com