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世界的碩学コトラー「韓国はなぜアリババのような企業が出てこないのかを考えるべきだ」

世界的碩学コトラー「韓国はなぜアリババのような企業が出てこないのかを考えるべきだ」

Posted November. 24, 2017 09:45,   

Updated November. 24, 2017 10:20

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「韓国にはなぜ、中国のアリババ、テンセント、百度のようなグローバルソーシャルメディア企業が出てこないのかをじっくり考えなければならない」

世界的マーケティング碩学であるフィリップ・コトラー米ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院教授(86・写真)は最近、カナダ・トロントでの東亜(トンア)日報とのインタビューで、「デジタル化(digitalization)は産業をさらに開放し、発展させる機会だ」とし、韓国経済のより一層の努力を促した。

まず、中国はグローバルソーシャルメディア企業を輩出し、日本はロボットなどに集中投資するなどの競争環境を直視しなければならないと指摘した。特にアリババ、百度、テンセントなどの中国ソーシャルメディア企業に対して、「他の企業を買収して規模を拡大し、中国のコミュニティを越えて欧米市場に慎重に進出することになるだろうし、いつか中国を世界トップの経済大国に仕上げるだろう」と予想した。

さらに、「韓国もテンセント、アリババのような企業を作り出さなければならない」とし、「韓国には世界的製品を生み出した三星(サムスン)、現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車やLGなどの優れた企業がある。成功したメーカー各社はサービス産業の開放を支援し、望ましい戦略を実行できるように気を使わなければならない」と助言した。

コトラー教授はさらに、人工知能(AI)とロボットの登場による「失業時代(Jobless world)」に備えた税制と低所得層への支援対策も検討しなければならないと助言した。最近、デジタル時代のマーケティング戦略を扱った「マーケット4.0」というタイトルの本を出版したコトラー教授は、来月6日、「第4次産業革命時代の成長戦略」というテーマで、ソウル中区(チュング)にある新羅(シルラ)ホテルで開かれる2017東亜ビジネスフォーラムで基調講演を行う。



朴湧 parky@donga.com