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朴槿恵政権の「文化のある日」、文政権が拡大運営

朴槿恵政権の「文化のある日」、文政権が拡大運営

Posted June. 28, 2017 08:45,   

Updated June. 28, 2017 08:45

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朴槿恵(パク・クンヘ)政府の4大国政基調の一つである文化隆盛を象徴する代表的な政策の一つに挙げられてきた「文化のある日」が、新政府でも廃止されず、むしろ拡大運営される。

文化体育観光部(文体部)は27日、文化のある日を国民の意見を反映して、毎月最後の水曜日から毎月最後週間に拡大再編することにしたと明らかにした。2014年から始まったこの政策は、多様な文化的恩恵を提供してきた。しかし、平日のみ実施され、会社員や学生などの参加が難しいという不満が出ており、政府主導の一方的運営方法で地方自治体と民間文化施設事業者の参加が不十分だという指摘が提起されてきた。

文体部の関係者は同日、「昨年末に『崔順実(チェ・スンシル)国政介入』事件が起きたことを受け、文化隆盛に関する文化のある日を巡る国民の否定的視線が大きく、事業存廃に関する悩みが多かった」と言い、「しかし、毎年実施する満足度の調査で、事業を拡大運営すべきだとう意見が多く、運営方式と日付を見直すことになった」と明らかにした。

文体部は来月から、文化のある日の行事期間を一日ではなく、1週間に増やし、個々の文化イベントの主体が状況に合わせて日付を決めてイベントを行うようにする方針だ。まず、政府が企画した事業から、運営日を拡大、変更することにした。青年芸術家たちのストリート公演プログラム「青春マイク」は、夏の休暇シーズンを迎え、7、8月の文化のある日でない日付も、避暑地などで文化公演を繰り広げる予定だ。

民間と地方自治団体の参加を拡大する詳細案も用意される。民間文化施設の参加を拡大するために、公演や展示予約買いサイトなどを活用した広報とオンライン生中継制作支援など、さまざまな特典を提供する。現在は美術館、博物館、図書館などの国公立文化施設や映画館、スポーツ施設、公演団体などの民間文化施設2000カ所が文化のある日に参加して、観覧料引き下げなどの恩恵を提供している。参加文化施設と公演情報は、統合情報案内ウェブページ(www.culture.go.kr/wday または 문화가있는날.kr)で確認できる。

一方、7月1日から国立博物館の開館時間が、現在の午前9時から午前10時に変更される。今回観覧時間を変更する博物館は、国立中央博物館(13の所属博物館を含む)、大韓民国歴史博物館、国立ハングル博物館である。文体部は、昨年10月から観覧客の観覧の利便性を高めるため、週7日間の開館を実施してきた。これにより、博物館勤務者の労働条件の改善と展示品の交換やメンテナンスの時間を確保する必要性が地道に提起されてきた。



柳原模 onemore@donga.com