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さらに狭くなった就職関門…合格者は100人中2.8人

さらに狭くなった就職関門…合格者は100人中2.8人

Posted June. 19, 2017 09:01,   

Updated June. 19, 2017 09:04

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最近発表された現代(ヒョンデ)オイルバンクの上半期公開採用の最終合格者は約30人。3月の書類選考に4500人余りが集まって、競争率は150対1を記録した。現代オイルバンクの関係者は、「自己紹介書の質問項目を増やし、面接手続きも1段階追加したが、年々応募者が増えている」と話した。

就職関門を通るのがますます難しくなっている。大企業の就職競争率は高くなっているのに対し、中小企業は下がっており、求職者の大企業偏り現象が激しくなっていることが分かった。

18日、韓国経営者総協会(経総)は、「2017年の新入社員の採用実態を巡る調査」の結果、就職競争率は平均35.7対1で、2015年の32.3対1より10.5%が上昇したと明らかにした。今年の採用選考に応募した100人中2.8人だけが最終合格したことになる。調査は、大手と中小企業約2000社を対象にアンケートを行い、今年1〜4月に新入社員を採用した企業のうち、312社が回答した。

採用市場の雰囲気は、大企業と中小企業との温度差が大きかった。300人以上の企業の採用競争率は38.5対1で、2年前(35.7対1)より7.8%上昇した。しかし同期間、300人未満企業の競争率は6.6対1から5.8対1へと、12.1%下がった。

経総のソン・ソクホ経済調査2チーム長は、「大企業より低い賃金水準と福祉制度のために、青年求職者たちはますます中小企業に背を向け、大企業の雇用だけを探す現象が深刻化している」と話した。

一方、今年採用した企業の93.3%は、出身大学や語学点数など、いわば「スペック」は、最小限の資格要件として受け止めたり、採用とは無縁だと答えた。一方、インターンなど類似職務経験を採用に反映すると答えた企業は65.4%である。



鄭旻志 jmj@donga.com