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頭の痛い韓国、会社員3人に1人は慢性頭痛

頭の痛い韓国、会社員3人に1人は慢性頭痛

Posted January. 23, 2017 08:42,   

Updated January. 23, 2017 08:45

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慢性的に「頭が痛い」韓国人が大幅に増えている。会社員3人中1人は、ストレスによる慢性頭痛の危険にさらされていることが明らかになった。

東亜(トンア)日報が22日、国民健康保険公団や大韓頭痛学会と一緒に、2006年から2015年までの10年間、国内の1次性主要頭痛患者について分析した結果、△片頭痛は39万8492人→50万7268人、△緊張型頭痛は36万6545人→40万9700人、△群発頭痛は5259人→1万944人など、主要頭痛患者は77万29人から92万7212人へと、30%も増加したことが調査の結果分かった。

頻繁に頭が痛くてむかつく「片頭痛」、ストレスのために現れる「緊張性頭痛」、脳視床下部に問題があって起きる「群発頭痛」などは、誰にでもよく現れる慢性頭痛であり、「1次性頭痛」に属する。2次性頭痛は、脳出血など様々な病気が原因の頭痛と言える。

年齢別にみれば、片頭痛患者は50代(10万3579人,2015年基準)が最も多く、続いて40代(10万2268人)や30代(8万139人)、60代(6万2074人)、20代(5万7455人)の順だった。緊張型頭痛や群発頭痛も同様に50代や40代が最も多かった。地域別に見ても、片頭痛患者は京畿道(キョンギド=11万9420人)、ソウル(8万8733人)、釜山(プサン=3万2215人)などの首都圏や大都市に患者が集中していた。

大韓頭痛学会が1月10~15日にかけて、会社員905人を対象にアンケートを行った結果、会社員3人中1人(29.3%)は、「週1~3回も頭痛を経験している」と答えた。

大韓頭痛学会のキム・ビョンゴン会長(乙支大学神経科教授)は、「頭痛を大したことと思わず、鎮痛剤で済ませる人たちが多いが、ややすれば『難治性頭痛」』へと発展しかねない」と語った。



金潤鍾 zozo@donga.com