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ミス後も臨機応変に対応、チャ・ジュンファンがジュニアGPで韓国男子初メダル

ミス後も臨機応変に対応、チャ・ジュンファンがジュニアGPで韓国男子初メダル

Posted December. 12, 2016 08:50,   

Updated December. 12, 2016 08:50

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チャ・ジュンファン(15=徽文中学校)が金姸児(キム・ヨナ)以来11年ぶりに国際スケート連盟(ISU)のジュニアグランプリ(GP)ファイナルで韓国にメダルをもたらした。韓国男子フィギュア選手としては初めてだ。

チャ・ジュンファンは10日(現地時間)、フランス・マルセイユで開かれたISUジュニアGPファイナルで153.70点(技術点80.06点、演技構成点74.64点、減点1点)を得て、前日のショートプログラム(SP)で得た71.85点を合わせて合計225.55点で銅メダルを獲得した。1、2位はロシアのドミトリー・アリエフ(240.07点)とアレクサンドル・サマリン(236.52点)だった。

毎シーズン2回開催されるジュニアGPシリーズで、上位6人だけに出場権が与えられるGPファイナルに韓国の男子選手が出場したのは2014~2015シーズンのイ・ジュンヒョン(20=檀国大學)に次いで2度目。イ・ジュンヒョンは当時最下位だった。

チャ・ジュンファンは今大会のSPとフリースケーティングで1度ずつジャンプミスを出した。ショートプログラムでは最初のジャンプ(トリプルルッツ、トリプルトーループのコンビネーション)を、フリーでは試合後半のジャンプ(トリプルアクセル、ダブルトーループのコンビネーション)でミスを出した。試合終了後、チャ・ジュンファンは「後半にミスが出たのは悔しい。次の試合では、もっと落ち着いて演技をしたい。氷質への適応にも苦しんだ」と話した。また「ショートプログラムは本当に良くなかった。しかし、ショートはショートで、フリーはフリー。ショートのことは忘れてフリーに集中しようと努めた」と振り返った。

しかし、今大会のミスがチャ・ジュンファンには大きな経験になったとの見方もある。チャ・ジュンファンは同日、ジャンプでミスを出した後、演技の構成に含まれなかったコンビネーションジャンプをする臨機応変な対応力を発揮した。とくに高難度のクォードラフル・サルコ(4回転)は加点(2.00点)を得るほど完璧にこなした。

一方、日本フィギュアの看板、羽生結弦(22)は同日、GPファイナル男子シングルで4連覇を達成した。2014年ソチ冬季五輪金メダリストの羽生結弦は、2018年平昌(ピョンチャン)五輪でも最有力の金メダル候補だ。今回のメダルで平昌五輪出場への可能性を高めたチャ・ジュンファンは、「負傷の管理をよくして(平昌五輪に)出れると嬉しい」と話した。

平昌までは、あと1年2ヵ月。チャ・ジュンファンはの急成長で金姸児と浅田真央が繰り広げた韓日のフィギュア対決が男子部でも再現されるかに注目が集まっている。



任寶美 bom@donga.com