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ロシア、シリア反政府派地域の学校を空爆...子供22人死亡

ロシア、シリア反政府派地域の学校を空爆...子供22人死亡

Posted October. 28, 2016 09:51,   

Updated October. 28, 2016 10:19

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シリア反政府派地域のイドリブの小・中学校が26日、空爆を受け、子供22人を含む民間人少なくとも35人が死亡したと、AFP通信が26日付で報じた。現地報道機関と市民団体は、ロシアとシリア政府軍がアレッポ攻撃をしばらく停止したが、その代わりにターゲットを変えて攻撃したと主張した。

同日午前11時半頃、アレッポから南西に約60キロ離れたイドリブ県のハース村で戦闘機の攻撃が起きた。ある市民団体活動家はAFP通信に、「学校側が空爆の知らせを聞いて急いで授業を終えたが、生徒たちが学校を出ようとした時、ロケット一発が学校の正門を襲った」と伝えた。ソーシャルメディアにはカバンを握りしめたまま火傷を負った子供の腕など残酷な様子を撮った写真が流れた。

ユニセフのアンソニー・レイク総裁は同日、声明を出し、「悲劇であり残忍非道なことだ。(空爆が)故意なら戦争犯罪だ」と非難した。そして、「5年以上続いたシリア内戦で(学校と子供をターゲットにした)今回の攻撃は最悪だ」と強調した。ロシアとシリア政府軍が学校であることを知りながら意図的に攻撃したという疑いをかけられている。

 

英国に本部を置くシリア人権観測所によると、ロシアとシリア政府軍はこの数週間、同地域に戦闘機攻撃を集中させた。アレッポ攻撃が小康状態だった最近1週間、イドリブで攻撃が強化され、民間人89人が死亡した。空爆が集中する理由は、この数ヵ月、シリア政府軍の長期包囲に屈服した反政府派がイドリブに集まっているためだ。穏健な反政府派だけでなく米国がテロ組織に指定したファテアル・シャムをはじめとする過激反政府組織も含まれる。

ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、「おぞましいことにロシアが介入していないことを祈る。しかし、政府が公式に立場を表明する前に私が否定することはできない」と述べた。ヒューマン・ライツ・ウォッチ、CARE、国際難民など約80の国際人権団体は同日、国連人権理事会からロシアを排除する共同声明書を発表したと、アルジャジーラが報じた。



조은아 チョ・ウンア記者 기자achim@donga.com