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朝鮮後期制作の「文殊寺三仏坐像」、国の「宝物」に指定へ

朝鮮後期制作の「文殊寺三仏坐像」、国の「宝物」に指定へ

Posted August. 31, 2016 08:30,   

Updated August. 31, 2016 08:37

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文化財庁は17世紀の仏教彫刻の基準となる「高敞文殊寺(コチャン・ムンスサ)木造釋迦如來坐像(写真)」など、文化財9件を国家指定文化財宝物に指定予告したと、30日明らかにした。

文殊寺三仏坐像は、釈迦如来を中央に配置し、左右に東方と西方の浄土を治める藥師如來と阿彌陀如來が配置された仏像だ。1654年に碧巖覺性1575~1660)の門徒たちが中心となって彫刻僧侶15人が製作に参加したという事実が明らかになっている。文化財庁は、「ふっくらとした量感が強調された人間的顔に、単純で気迫あふれる皺の表現で、朝鮮後期の仏教彫刻が追求していた淡泊な美意識をうまく盛り込んでいる」と説明した。

「奉化淸凉寺(ボンファ・チョンリャンサ)乾漆阿彌陀如來坐像及び腹藏遺物」も宝物に指定予告された。土で形を作った後、麻を着せ、漆を塗って乾かす過程を繰り返した後に彫刻した仏像であり、8世紀後半~10世紀前半に作られた。

文化財庁はこのほか、「高敞文殊寺木造釋迦如來坐像及び十王像」、「梁山(ヤンサン)金鳥塚出土の遺物」、「釜山福泉洞(ブサン・ボクチョンドン)出土の金銅冠」、「正祖の御札帖」、「朝鮮經國典」、「妙法蓮華經、巻5~7」なども宝物に指定予告された。これらの文化財は30日間、各界の意見を収拾して、文化財委員会の審議を経て宝物に指定される。



조종엽기자 チョ・ジョンヨプ記者 jjj@donga.com