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世界に浸透するKドラマ、誰かが英語字幕を掲載すれば各国言語に翻訳されて広まる

世界に浸透するKドラマ、誰かが英語字幕を掲載すれば各国言語に翻訳されて広まる

Posted August. 02, 2016 06:45,   

Updated August. 02, 2016 07:11

한국어

Kドラマが海外で人気を集めるようになったのは、ドラマのセリフを各国の言語に翻訳した世界の情熱的ファンらの活躍のおかげだ。「ビキ」は独特の字幕システムを運営している。韓国語と英語に堪能な会員が、最初に英語の翻訳を掲載すれば、世界各国サイトのユーザーが自国言語で字幕を翻訳することで全世界へと広まる。ビキの利用者は誰もが翻訳作業に参加でき、翻訳サイトなどを利用したでたらめな翻訳を食い止めるため、字幕の品質を検収するボランティアもいる。

二人の孫を持つ女性のペルーのダニエラ氏は、英語とスペイン語の翻訳を担当している。氏は東亜(トンア)日報との電子メールでのインタビューで、「韓国ドラマ『コーヒープリンス1号店』を見た後、韓国ドラマのマニアになった」とし、「南米ドラマは常にディズニーのプリンセスストーリーのように結末が定型化されているが、韓国ドラマはさらに現実的反転があるので興味深い」と話した。米イリノイ州立大学学生であるマーチ氏は、「米ドラマでは見られないアジアならではの情緒的で感性的要素のため、韓国ドラマに嵌るようになった」と明らかにした。

字幕翻訳の最大の難関は、韓国語の「尊敬語」概念だ。ブラジル・レシフェに居住している旅行会社職員であるレシティア氏は、英語とポルトガルの翻訳を手掛けている。氏は、「尊称のない英語を1次言語にして翻訳しているので、韓国語のセリフの意味をそのまま生かすためには、緊張を緩めてはならない。韓国時代劇の翻訳はその意味で、翻訳が最も難しいジャンルといえる」と話した。

彼らは最近、韓国ドラマのジャンルが、ホラーや法廷物などへと多様化していることを喜びながら、素材がさらに拡大されることを願っている。マーチ氏は、「困難を克服する主人公が出てくるスポーツ物やSFなど、多様なジャンルが出てくることを期待している」と語った。



이서현기자 イ・ソヒョン記者 baltika7@donga.com