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「英国、生き残れない恐れも」 ソロス氏が警告

「英国、生き残れない恐れも」 ソロス氏が警告

Posted June. 27, 2016 07:19,   

Updated June. 27, 2016 07:34

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ヘッジファンド界の大物ジョージ・ソロス氏(86)は25日、欧州連合(EU)離脱を決めた英国に対して、「英国も(分裂して)生き残れない恐れもある」と警告した。ソロス氏は、ウェブサイト「プロジェクト・シンジケート」に寄せた文で、「EU残留の意見が優勢だったスコットランドは再び独立を図ると見られ、(やはり残留支持が多かった)北アイルランドは(EU加盟国である)アイルランドとの統合論が起こっている」と指摘した。また「EU離脱が英国に窮極的に良いかも知れないが、確実なことは、英国経済と国民はポンドの暴落などで短・中期的にかなりの打撃を受けることになるということだ」と強調した。

ソロス氏は、「EU分裂は事実上後戻りできなくなった」とし、「英国がEUと長く複雑な政治・経済的離婚交渉をすれば、世界の金融市場は混乱に陥るだろう。世界の実物経済が受ける影響は、08年の世界金融危機に匹敵するだろう」と見通した。

しかしソロス氏は、「EUは欠陥はあるが、その価値と原則を信頼する人々はEUの再建に向けて力を合わせなければならない。絶対あきらめてはならない」と強調した。また、「EU離脱が今後もたらす(悪い)結果を目にすれば、一層多くの人がEUの再建に参加することになるだろう」と確信した。



뉴욕=부형권특파원 ニューヨーク=プ・ヒョングォン特派員 bookum90@donga.com