メッシが代表選手としてメジャー大会(ワールドカップ、コパ・アメリカ)初優勝を果たすためには、所属クラブのFCバルセロナ(スペイン)の同僚クラウディオ・ブラーボ(チリ)を超えなければならない。ブラーボは昨シーズンのラ・リーガ32試合に出場し15試合で無失点を記録し、リーグ優勝をけん引した。今大会のグループリーグ3試合では、5失点して振るわなかったが準々決勝と準決勝は無失点で終え、調子を取り戻した。
アルゼンチンがチリを2-1で破ったグループリーグD組の試合ではメッシが欠場した。メッシは24日、インスタグラムに「優勝という最後のゴールに向けた旅が始まった」と書いた。ブラーボは、「(決勝で)倒れることがあっても諦めないだろう」と意気込みを語った。
今大会で5得点を挙げ得点ランキング2位にランクされているメッシが得点ランキング首位のチリのエドゥアルド・バルガス(6得点)を抜いて得点王になれるかどうかにも注目が集まる。代表戦となるとプレーが精彩を欠くメッシだが、今大会ではグループリーグと準々決勝、準決勝までの各場面でゴールを決めた。バルガスもメキシコとの準々決勝で4得点と大爆発し、好調ぶりを見せつけた。23年ぶりの同大会優勝を目指すアルゼンチンの英雄、ディエゴ・マラドーナ氏は同日、地元メディアとのインタビューで、「チリに負けたら、代表選手たちは祖国に帰ってこようと思ってはならない」と話した。
一方、メッシと世界最高を争うクリスティアーノ・ロナウド(31=ポルトガル)は、所属クラブのレアル・マドリード(スペイン)で一緒にUEFA(欧州サッカー連盟)チャンピオンズリーグ優勝を達成したルカ・モドリッチ(クロアチア)と対決する。ロナウドが26日午前4時に行われるユーロ(欧州選手権)2016のラウンド16で2点を入れればユーロ通算最多得点記録を更新することになる。
정윤철기자 チョン・ユンチョル記者 trigger@donga.com