世界ランキング1位のデイは16日に終わった米国プロゴルフ(PGA)ツアー「第5のメジャー」と呼ばれるプレーヤーズ選手権で4日間、首位を守り抜いた末に、通算15アンダーで16年ぶりに「ワイヤー・ツー・ワイヤー」優勝を達成した。デイと1日、2日目に直接対決した世界ランキング2位のスピースはデイに14打遅れたスコアを出し、予選敗退の屈辱を味わった。世界ランキング3位のマキロイは12位タイ(7アンダー)でフィニッシュした。デイと2位のケビン・チャペル(米国)は4打差だった。
アダム・スコット(豪州)は、「デイは、まるで全盛期のタイガーみたいだ」と絶賛した。一度優勝機会を掴むと逃すことのない、フィールドを支配する姿が似ているという。昨年8月以降、7勝目で今季3勝目を挙げたデイは、優勝賞金189万ドル(約22億1400万ウォン)を獲得し、賞金ランキングとフェデックスポイント部門の両方で1位になった。3日目を首位で終えた最近の5大会全てで優勝を飾り、逆転を許さない強さを見せ付けた。
今大会でデイは平均311.5ヤードのドライバー飛距離を記録し、同部門1位の長打力に加え、パーオンに失敗した20ホールで17回もパーを成功させ、精巧なショートゲーム能力まで見せ付けた。最終日の18番では追い風に乗った2番アイアンを使ったティーショットを308ヤードも飛ばした。
アイルランド出身の豪州人の父とフィリピン人の母の間に生まれたデイは、タイ人の母を持つウッズをメンターにして、日ごろから携帯メールなどで良くアドバイスを受けているという。練習量が多いことで知られるデイは、「確実な準備だけが失敗を防ぐ。ウッズから強い精神力を学んでいる」と語った。
김종석기자 キム・ジョンソク記者 kjs0123@donga.com