Go to contents

現代自がWRCシーズン第4戦の個人・チームで優勝、総合優勝に手応え

現代自がWRCシーズン第4戦の個人・チームで優勝、総合優勝に手応え

Posted April. 27, 2016 07:22,   

Updated April. 27, 2016 07:31

한국어

高性能ブランド「N」を開発しながらモータースポーツに力を入れている現代(ヒョンデ)自動車が、ワールドラリーチャンピオンシップ(WRC)に参加してから3シーズンぶりの今シーズン、総合優勝に挑戦している。

現代ワールドラリーチームは24日(現地時間)、アルゼンチンで行われた2016WRCの第4戦で、個人優勝とチーム優勝とを共に手にした。ヘイドン・パーデンが率いる現代自i20ワールドラリーカーの3号車が、個人戦やメーカー部門で共にトップに立った。現代ワールドラリーチームが今シーズンの第1〜4戦で個人優勝したのは初めてのこと。チーム優勝は1月に行われた第1戦(モンテカルロラリー)についで2度目だ。現代ワールドラリーチームは第2戦であるスウェーデンラリーや第3選であるメキシコラリーでそれぞれ2位と3位につくなど、上位圏を維持しながらメーカー累積順位では2位を保っている。

これを受け、現代ワールドラリーチームは、今回の第4戦前の累積点数が81点をマークし、現在首位のフォルクスワーゲン(117点)を36点差で追うことになった。現代自側は、「今後も今シーズン大会が9戦も残っている」とし、「現代自チームが今のように巡航すれば、総合優勝も狙うことができる」と明らかにした。

モータースポーツ業界では、出場歴史に比べ現代自は善戦していると評している。現代ワールドラリーチームは2014年にWRCに初出場したが、一緒に競争を繰り広げているフォルクスワーゲンやシトロエン、フォードなどは軒並み1973年の大会発足時から40年以上も出場していて、技術を蓄積してきたためだ。現代自は2014年、メーカー順位で4位、その翌年は3位についた。

現代自側は、WRCで善戦できる秘訣として、新たに開発した新型i20ラリーカーを取り上げている。現代自はこの2年間、i20ラリーカーで大会に参加して手にしたデータやその経験を基に、新型i20ラリーカーを開発して、今シーズンから出場させている。

一方、現代自はWRCへの参加を通じて高性能車開発に集中している。WRCは、量産車を基盤に砂利道や土道、雪道など、様々な険しい道を走る大会であり、車の基本性能を強化させるのが何より重要だ。現代自は、WRCや来月ドイツで開かれる「24時ニュルブルクリンク耐久レース」など、モータースポーツで手にしたノウハウを基に、早ければ来年「N」ブランドの初車両を披露する予定だ。



김성규기자 キム・ソンギュ記者 sunggyu@donga.com