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人生逆転?宝くじの呪い…当選金争いで友人が仇に

人生逆転?宝くじの呪い…当選金争いで友人が仇に

Posted February. 11, 2016 07:38,   

Updated February. 11, 2016 07:49

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人生逆転を夢見て、「6つの数字」に頼る人たちのため、昨年のLOTTOの販売額は史上最高の3兆5000億ウォン余りに達した。はたしてロトが彼らの人生を救っただろうか。裁判所の判決によると、必ずしもそうではないようだ。

飲食店で一緒に働いていたキム某氏とイ某氏は昨年、ロトの1等に当たったが、大切な友情を失った。10日、全州(チョンジュ)裁判所によると、親友だった二人は昨年2月、一緒に通勤する途中、キム氏がロト6枚を買って、イ氏に2枚を与えたが、イ氏の宝くじが1等に当たり、仲たがいをおこした。税金を納めた後、当選金額として12億8000万ウォンを受け取ったイ氏は、このうち1億ウォンを謝礼としてキム氏に渡したが、キム氏は、「半分渡すべきだ」と主張し、イ氏は「すでに渡した1億ウォンを返してほしい」と訴訟を起こした。全州地裁は最近、「1億ウォンを返す必要はない」と、宝くじ購入者であるキム氏の肩を持った。

慶尚北道浦項(キョンサンブクド・ポハン)で船舶に貨物を積み込む仕事をしていた日雇い労働者4人も、ロトの当選金を巡って争うことになった。パク某氏は2014年秋、夕食にユッケジャンを注文して一緒に食べた後、まとめて計算し、ほかの3人からそれぞれ飲食代を受け取った。パク氏は受け取った金のうち、1万ウォンを同僚のチャン某氏に渡して宝くじを買わせたが、そのうち1枚が当たった。パク氏が当選金10億7000万ウォン余りの半分をチャン氏に渡すと、別の1人が、「当選金を4分の1ずつ分けるべきだ」と訴訟を起こしたが、大邱(テグ)地裁浦項支院は受け入れなかった。

ロト1等当選後、過度な浪費で離婚した夫婦もある。ハン某氏(女)は2011年5月、宝くじ4枚を購入して、そのうち1枚を夫に、もう一枚を息子にあげた。彼らは一緒に当否について確認したが、夫が1等に当選した。喜びもつかの間。妻のハン氏は、「ロト当選後、夫が自動車やボートを購入するなど、浪費が激しくなった」として、裁判所に離婚訴訟を起こした。夫も妻の浪費が度を過ぎていると主張して、反訴を起こした。結局、仁川(インチョン)地裁は、「離婚せよ」とし、「1等の当選金は夫婦双方の共有であり、分割対象財産に該当する」と判断した。

ロトに嵌って、身を滅ぼした事例は多い。保険会社に勤めていたイ某氏は、債務超過の状態だったが、2013年5月から毎月数百万ウォン分のロトを購入していた。同年7〜9月は、「両親の土地購入に金が必要だ」と、女性の交際相手から430万ウォンを借り、10月は貸付業者から530万ウォンを借りたが返済できず、詐欺容疑で裁判にかけられた。彼は先月22日、大邱地裁から罰金500万ウォンの刑を言い渡された。



배석준 ペ・ソクジュン記者 기자