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華城連続殺人事件で20年間服役した50代のユン氏、「イ・チュンジェの自白がありがたい」

華城連続殺人事件で20年間服役した50代のユン氏、「イ・チュンジェの自白がありがたい」

Posted October. 28, 2019 08:38,   

Updated October. 28, 2019 08:38

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「華城(ファソン)連続殺人事件」の中で、8件目の事件の犯人と目されて20年間服役したユン氏(52)が、この事件を最近自白したイ・チュンジェ(56)について、「自白してくれてありがとう」という言葉を口にした。ユン氏は、警察に法催眠調査を自ら要望し、これから自分の無罪を明らかにするための再審が行われれば、イ・チュンジェを証人として法廷に立ててもらいたいと申請する計画だ。

ユン氏は、26日午後1時半ごろ、「華城事件特別捜査本部」がある京畿道水原市(キョンギド・スウォンシ)京畿南部地方警察庁広域捜査隊に参考人の身分で出頭する際、取材陣と会って、「イ・チュンジェが自白しなかったら、私の事件は埋もれただろう」としながら、「率直に言って、イ・チュンジェに感謝したい」と語った。ユン氏は、8件目の事件当時、自分を取り調べた警察の強圧捜査疑惑については、「数回殴られ、拷問も3日間受けた」とし、「(当時の警察官たちは)良心があれば堂々と出てきて謝罪せよ」と言った。

ユン氏は、27日午前1時まで続いた参考人調査で、「30年前は、強圧捜査のために虚偽自白をした」という趣旨の供述をしたと伝えられた。ユン氏の再審請求を助けている朴俊映(パク・ジュンヨン)弁護士は同日、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「ユン氏の無念さをより明確に確認するために、警察に『次の参考人調査の時は、法催眠調査をしてほしい』と自ら要望した」と語った。朴弁護士は、「再審手続きが進むと、イ・チュンジェを証人として申請する計画だ」とし、「イ・チュンジェが法廷に立って、自分の犯行を具体的に打ち明ける時間が来るだろう」と語った。

ユン氏は、1988年9月、8件目の華城事件の犯人と目され、その翌年に無期懲役が言い渡され、20年間服役していた途中に減刑され、2009年8月に仮釈放された。ユン氏は、1審判決後、犯行をずっと否定してきた。


イ・ソヨン記者 always99@donga.com