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ソウル市、ビッグデータを活用して市内バス路線を調整

ソウル市、ビッグデータを活用して市内バス路線を調整

Posted September. 24, 2019 08:55,   

Updated September. 24, 2019 08:55

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ソウル市は交通カードの利用情報に基づいて、路線別市内バス利用量などをビッグデータ化し、バス路線の調整に活用することにした。これまで市民の路線開設と変更要求があれば反映したが、路線調整の過程で利用者間の対立が発生したこともある。データに基づいて路線を作って、対立を減らすというのである。

ソウル市は来年1月まで、全市内バス路線354件のうち、利害関係の衝突で調整できなかった路線と住宅、交通環境の変化で効率が落ちた路線などを調整すると、23日明らかにした。来月まで調整が必要な路線を発掘後、ビッグデータの分析やバス政策市民委員会の審議などを経て、路線調整を実施する。

路線調整をめぐる対立は、交通関連の長い苦情事項の一つだ。新築マンションができて、入居者らが路線変更を要求すれば、既存のバス路線を利用していた地元の人々が反対することが多かった。実際、永登浦新吉(ヨンドゥンポグ・シンギル)ニュータウンの入居者たちは、永登浦区と陽川区(ヤンチョング)を通る支線バス6649番が、新吉ニュータウンを経由するように要請したが、既存のバス利用者たちは大きく反対している。

ソウル市は、週52時間労働制定着のために、いくつかの長距離バス路線の短縮も推進する。運行距離が60キロ以上で運行時間が4時間以上の17の長距離路線が、調整検討対象である。2、3つの都心循環バス路線も新しく用意される。都心地域の車両通行を制限したことで発生する交通不便を減らすための措置だ。


韓友信 hanwshin@donga.com