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光復軍司令部を訪問した李洛淵首相、「韓中協力を確認」

光復軍司令部を訪問した李洛淵首相、「韓中協力を確認」

Posted March. 30, 2019 08:23,   

Updated March. 30, 2019 08:23

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中国を訪問中の李洛淵(イ・ナクヨン)首相が29日、「大韓民国は、臨時政府の軍隊、光復軍が展開した独立闘争の基盤の上に立っている。大韓民国と国民は、その厳然たる歴史を記憶する」と述べた。李氏は同日、中国・重慶で開かれた光復軍総司令部の復元式に出席し、「今日の大韓民国は臨時政府の法統を継承すると大韓民国憲法が冒頭で宣言している」とし、このように話した。

 

重慶の光復軍総司令部は、上海で発足した大韓民国臨時政府が1940年から最後の拠点とした所だ。2014年に中国政府が復元を決めた頃は、レストランや衣料品店とて使われていた。高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)問題で復元が遅れ、17年末に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が中国を公式訪問した時、中国の習近平国家主席と光復軍総司令部の復元推進に合意した。これにより工事に弾みがつい、1年で復元が完了した。

李氏は、「中国には『往を彰わして来を察す(彰往而察来:昔の出来事を明らかにして、これから先のことを予測すること)』という格言がある。まさにその意味で、光復軍の建物を復元し、歴史を考える」と強調した。そして、「楮輔成、楮鳳章親子のような中国の志士が危険を顧みず、大韓民国臨時政府要人の逃避と生活を助けたことを私たちは記憶する」と話した。

これに対して、唐良智・重慶市長は、「重慶は中国と韓国が協力して抵抗した場所」とし、「中国は苦しい状況でも韓国に助けの手を差しのべた」と強調した。

光復軍総司令部の建物はまだ内部の復元が行われている。国家報勲処は、中国政府と協議を経てまもなく一般に無料で公開する計画だ。


柳根亨 noel@donga.com