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南北事務所の改善補修、費用の27%が人件費

南北事務所の改善補修、費用の27%が人件費

Posted October. 29, 2018 07:38,   

Updated October. 29, 2018 07:38

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統一部が、南北共同連絡事務所の改善補修にかかる工事費97億8千万ウォンの詳細な内訳を公開した。100億ウォン近く支出された工事費が多すぎると指摘されたことを受け、項目別に費用を明らかにし、「ばらまき論議」を払拭する狙いがある。

統一部が28日、国会外交統一委員会に配布した「共同連絡事務所の改善補修工事の参考資料」によると、事務所の工事にかかった費用は、材料費34億9千万ウォン、労務費25億8千万ウォン、警備8億5千万ウォン、付帯費用26億9千万ウォン、監理費1億7千万ウォンなどで構成された。監理費を除く改善補修工事費用は連絡事務所の庁舎や宿舎などの施設に計79億5千万ウォンかかり、連絡事務所の運営に必要な浄・排水場、廃水・廃棄物処理場などの支援施設に16億6千万ウォンかかった。

材料費は、撤去および再施工のために投入された建築材料、配管類および必要装備や家具などにかかった費用で、総工事費の36.3%を占めた。工事に投入された人員2026人の労務費は総工事費の26.9%だった。統一部は、「特殊地域にともなう人件費の割増し(40~45%)と一日5時間程の仕事のため相対的に賃金が多くなった。長期間放置された施設と装備を撤去することにも多くの費用がかかった」と説明した。このほかにも統一部は資料に、支援施設や食堂などの便宜施設に工事現場の写真15枚を掲載し、工事内容や工事費の使用現況を紹介した。

これに先立ち統一部は、連絡事務所の改善補修費用をめぐって論議が起こると、28日までに3度にわたって工事費を公開した。25日には改善補修の金額を公開し、26日には施設別に必要とされた工事費を明らかにした。そして28日には内容別に工事費の内訳を明らかにした。しかし一部からは、統一部が事務所の関連費用を小分けに発表するなど世論の顔色をうかがいながら不必要に論議を大きくしたという指摘も出ている。


申나리 journari@donga.com