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KLPGA前期を支配した崔彗珍、ツアー関係者は「史上類を見ない水準」と絶賛

KLPGA前期を支配した崔彗珍、ツアー関係者は「史上類を見ない水準」と絶賛

Posted July. 26, 2018 08:55,   

Updated July. 26, 2018 08:55

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「記録は良かったけど80点くらいですね。ツアー生活をしながら先輩たちから学ぶべきことがとても多いんです。100点には及ばない思うんです」

週末ゴルファーの間で「上手く打てるのに態度まで謙遜している」という言葉は、最高の誉め言葉だ。今シーズンの韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーの上半期を支配した10代ゴルファーの崔彗珍(チェ・ヘジン=19、ロッテ、写真)も、同じような評価を受ける。今年前半を採点して欲しいというリクエストに、謙遜しながら口を開いた。

高校時代にプロ大会で2連勝を挙げ、「天才少女」として名を馳せた崔彗珍。最近上半期の17大会を終えたKLPGAツアーで、主要部門で1位を席捲し、新人というタイトルとかみ合わないくらいだ。2勝で勝利数ランキング首位になり、大賞、賞金ランキング(5億7700万ウォン)、平均ストローク(69.77打)でも1位に立っている。新人賞部門で2位のハン・ジンソン(692点)を大きく引き離したトップ(1571点)を走り、独走態勢を固めた。2006年に申智愛(シン・ジエ)が新人として主要賞を席捲したが、当時はシーズンの規模が全16大会だった。シーズンが全29大会に拡大された現在、崔彗珍の活躍は史上類を見ない水準だと、KLPGAツアー関係者は説明する。

崔彗珍は、「新人として初めてレギュラーシーズンの前期を無事終えたようで嬉しい。後期には自信をもって、より安定したプレーを見せたい」と話した。

崔彗珍は、平均パット数が30.08で28位だ。ドライバー飛距離は3位(259ヤード)で、パーオン率1位(81.4%)など他部門と比べれば満足できない数値だ。いざ本人は、「とくに問題があるわけではない。バーディーチャンスが来たとき、もっと集中力をあげなければならないと思っている」と話した。崔彗珍を指導しているキム・デソプ氏は、「アドレスの時、左肩が上がるのを修正した。パットを外す場面を見ると、ボールがカップをわずかに外れる場合が殆どだが、気持ちが先走って体や目がボールを追うからだ。特に修正すべきことはない」と話した。

崔彗珍は今後2週間、国内大会がなくても休む暇がない。25日から2泊3日の日程で釜山(プサン)、金海(キムへ)で行われるロッテゴルフ団の合同練習に参加する。前期に計5勝を挙げたロッテゴルフ団は崔彗珍はじめイ・ソヨン(2勝)、キム・ジヒョン(1勝)ら所属選手たちを招集し、実戦の練習ラウンドと筋トレ、メンタル講演などのプログラムを実施する。

28日には英国に向けて出国し、来週に開催される米女子ツアー(LPGA)のメジャー戦、全英女子オープンに出場する。昨年の全米女子オープンで準優勝を果たし、トランプ米大統領から賛辞を受けた崔彗珍は、今年もLPTAツアーの5大会に出場し、予選敗退せずトップ10入り2回を含めて出場した全大会で50位以内に入った。

世界ランキングがKLPGAツアー選手の中で最も高い9位の崔彗珍は、小学校時代に自分の部屋に張り付けた「世界1位、オリンピック出場」という目標に向けて引き続き前進する覚悟だ。まだ先は遠いと話す崔彗珍に、猛暑の中で元気を保つノーハウについて聞いたら、「若いので、よく食べて良く寝るのがスタミナの源」と笑顔で答えた。


金鍾錫 kjs0123@donga.com