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在韓米軍「台湾緊急計画を準備」、韓米は「同盟拡大」の議論しているのか

在韓米軍「台湾緊急計画を準備」、韓米は「同盟拡大」の議論しているのか

Posted September. 22, 2022 08:10,   

Updated September. 22, 2022 08:10

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ポール・ラカメラ在韓米軍司令官兼国連軍司令官が19日、韓米研究所の画像シンポジウムで、中国の台湾侵攻時の米軍支援に関する韓国軍指導部との議論の有無を問われ、「あらゆることに関連して司令官や指導者、私たちはコンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)を準備している。議論が進行している」と述べた。ラカメラ氏は具体的な言及は控えたが、台湾海峡の戦争勃発を仮定した在韓米軍と韓国の役割をめぐって同盟間で議論が進んでいることを示唆したのだ。

ラカメラ氏の発言は、軍事同盟の範囲と在韓米軍の役割に関して少なからぬ議論を生む敏感な発言だ。さらに、バイデン米大統領がこれまでの「戦略的曖昧性」基調から脱し、米軍の台湾防衛を約束する発言をし、米中の緊張が高まっている時に出た発言だ。こうした敏感性を意識したのか連合司令部側も、「在韓米軍次元の対応ではなく、米政府と国防総省の台湾政策基調を明らかにしたもの」と過剰解釈を警戒した。

ラカメラ氏はこれまでにも、韓米同盟が北朝鮮に対する抑止を越えて中国とロシアまで含むよう拡大しなければならないと強調してきた。それゆえ一種の希望事項を語ったのかもしれないが、韓米連合作戦の責任ある司令官として適切な言動と見ることはできない。韓米軍事同盟の拡大が生み出す周辺国との対立を懸念する同盟国への配慮が見えないためだ。台湾有事の際、在韓米軍の出動が生む対北朝鮮抑止力の空白、韓国の直接・間接的介入による中国の報復の可能性まで考慮すれば、発言には慎重でなければならない。

韓米が志向するグローバルな包括的戦略同盟は、安保同盟の次元を超えて経済安全保障とグローバルな問題に対する共同対応を推進することだが、それが軍事同盟の作戦範囲の拡大を意味するものではない。北朝鮮の脅威に対応する次元を越え、中国に対する軍事的包囲、さらには米中紛争への介入にまでつながる事態は韓国が警戒しなければならない最悪のシナリオだろう。

だからといって台湾海峡の軍事的衝突の懸念がこれまで以上に高まっている状況では、ただ及び腰のままでいることはできない。万一の事態に備えた緊急時対応計画が米国の優先的必要性に応じて作られることを防ぐためにも、同盟レベルの緊密な議論がなされなければならない。韓国の立場を困難にすることが避けられない決定であっても、それは韓米間の協議と同意の結果によって出されなければならない。