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東京五輪マラソンと競歩、札幌で開催へ

Posted November. 02, 2019 09:07,   

Updated November. 02, 2019 09:07

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激論が続いた東京五輪マラソンと競歩の開催都市が、結局札幌に確定した。

国際オリンピック委員会(IOC)は1日、日本の東京でジョン・コーツ調整委員長と小池百合子東京都知事、森喜朗東京五輪組織委員長、橋本聖子担当相が出席した4者会談を開き、このように決定したと発表した。これとともに、追加費用は東京都に負担させないことと、他の競技は場所を移転しないことを決めたと明らかにした。これで、一部で提起されたゴルフの開催場所の変更を巡る問題などは一段落したも形だ。

IOCが、このような決定を下したのは、マラソンが東京で開催される場合、猛暑のために選手はもちろんのこと観客の健康まで脅かされかねないと懸念する声があったからだ。東京五輪は7月24日から8月9日まで開催されるが、今年は同期間、東京で2000人に上る猛暑被害者が発生した。東京五輪マラソンは来年8月2日(女子)と9日(男子)に行われる。この時期の東京の平均最高気温は35度を超える。札幌は同期間、5度近く低い。IOCは招致当時、メジャーリーグのポストシーズンやサッカーの欧州リーグ開幕などビッグイベントと重なることを避けようと「7月15日~8月31日開催」を明示したが、日本は「この時期は晴れた天気が多く暖かい」として招致合戦に飛び込んだ。1964年の東京五輪は、10月10日に開幕した。

場所の変更について、小池知事は「合意なき決定」としながらも、「IOCの決定を妨げることはしない」と話した。


李承鍵 why@donga.com