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大統領行事企画諮問委員、「金正恩氏の出席を考慮して韓・アセアン会議を準備」

大統領行事企画諮問委員、「金正恩氏の出席を考慮して韓・アセアン会議を準備」

Posted October. 03, 2019 08:32,   

Updated October. 03, 2019 08:32

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タク・ヒョンミン大統領行事企画諮問委員が11月、釜山(プサン)で開かれる「韓-アセアン(ASEAN・東南アジア諸国連合)特別首脳会議」に、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が参加する可能性を念頭に置いて準備していると明らかにした。米朝実務協議を控え、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と推定される飛翔体を発射し、挑発を強めている中、与党が楽観論を展開しているという指摘が出ている。

タク氏は2日、あるラジオ番組で、「11月に韓-アセアン首脳会談が開かれれば、正恩氏が来る可能性があるという話を聞いて準備しているのか」と質問され、「そうだ」と答えた。そして、「(正恩氏が)韓半島の南方の釜山(プサン)に来ることになれば、様々な装置も作っておかなければならない。そのため準備することも多く、仕事も多い」と付け加えた。

タク氏は、南北首脳会談の実現の可能性に関する質問には、「(正恩氏が訪韓すれば)当然、会談はあると考える」と答えた。また、「今回はアセアンもあるが、韓-メコン(首脳会談)も一緒にあるので、付帯行事が多い」とし、「北朝鮮側の首脳がどこまで参加するのか、するとすればその度に決めなければならない」と話した。

これに先立ち文在寅(ムン・ジェイン)大統領は8月、タイの日刊紙バンコク・ポストとの書面インタビューで、「アセアン10ヵ国の首脳が一堂に会した席に正恩氏が参加すれば、韓半島と東アジアの平和に非常に意味ある契機になる」とし、正恩氏の訪韓に対する期待を示した。

一方、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は同日、国会外交統一委員会の国政監査で、正恩氏の韓-アセアン首脳会議の出席の可能性について、「外交部としては具体的な動きがあると言える状況ではない」と答えた。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com