
昨年、ソウル大学や高麗(コリョ)大学、延世(ヨンセ)大学のいわゆる「SKY大学」に通う途中に辞めた学生が過去最大規模であることが分かった。
31日、鍾路(チョンノ)学院が大学アリミ公示資料を分析した結果、昨年「SKY大学」で退学などで辞めた学生は2481人だった。中途脱落者を初めて公示した2007年(889人)比2.8倍へと伸びており、過去最多人数だ。前年(2126人)より16.7%(355人)増えた。「SKY大学」の中途脱落者は、2021年まではその大半が1000人台を維持したが、医学部ブームが起き、2022年以降2000人台に増加した。
3大学の中途脱落者の規模は、ソウル大学が485人、延世大学が942人、高麗大学が1054人だった。系列別に見ると、自然系列が1494人で最も多く、人文系列(917人)、芸術・体育系列(70人)などの順だった。ソウル大学自然系列の場合、中途脱落者が2023年の316人から昨年は369人で、1年間の増加率は16.8%に達した。ソウル大学の関係者は、「入試に再び挑戦して医学部に専攻を変えるという工学部の学生がかなりいる」と話した。
「SKY大学」人文系列の中途脱落者も、この6年間で最も多かった。2022学年度から統合型修能が実施され、理系生が上位圏大学進学のために人文系列で交差志願する事例が大きく増えたが、入学後、専攻不適応などを理由に辞める事例も多くなっている。昨年、中途脱落者が多い人文系列の専攻は、ソウル大学人文系列(18人)、高麗大学経営学科(71人)、延世大学人文系列(68人)などだった。
この3年間、「SKY大学」で毎年2000人以上の中途脱落者が発生する理由は、医学部に対する受験生の好みがさらに高まったためと見られる。鍾路学院のイム・ソンホ代表は、「今年の医学部募集人員が凍結されたが、最上位圏学生の医学部好みは続きかねない」と話した。
チェ・イェナ記者 yena@donga.com