
4日昼12時、ソウル西大門区(ソデムング)にある延世(ヨンセ)大学医学部本館。同日、全国40大学の医学部のほとんどが開講したが、ほとんどの授業が行われる建物には1時間半の間、学生4人が通るだけだった。新学期を迎えたが、学生掲示板には2023年8月に貼られたチュータリングプログラム申請の案内と昨年1月に貼られた学生研究費申請案内文だけだった。鐘路区(チョンログ)にあるソウル大学蓮建(ヨンゴン)キャンパス医学部研究館と教育館も閑散としていた。近くのソウル大学病院は患者で混雑し、対照的だった。
政府の医学部増員方針に反発して学校を離脱した医学生たちが1年以上戻ってきていない。今年入学した医学部の新入生たちもほとんどが授業に参加しなかった。先輩の医学部生たちによる露骨な「同盟休学」参加のプレッシャーのため学校には出てこず、依然として授業参加を苦心している。大半の医学部の学則上、予科1年生は休学を認めないため、新入生は授業拒否で留年など不利益を被る可能性が高い。
一部の新入生たちは教室に入った。医学部が「新入生は休学できず、今後留年などの被害を受ける恐れがある」と学生と保護者たちに訴えた影響だ。しかし、閉鎖的な医学部文化のため、授業に参加した医学生たちは、ややもすると仲間外れにされるのではないかと懸念している様子だった。教育部は4日の記者ブリーフィングで、「今年は学事柔軟化(医学部生の同盟休学承認)は絶対にない。大学が学則どおり(留年の処理などを)行っているかどうかを調べる」と明らかにした。医学部長協議会である韓国医科大学・医学専門大学院協会(KAMC)も学生たちの復帰を訴えた。
崔예나 yena@donga.com