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禹相赫がバルシムとジャンプオフの末に2位、ダイヤモンドリーグ

禹相赫がバルシムとジャンプオフの末に2位、ダイヤモンドリーグ

Posted August. 12, 2022 09:14,   

Updated August. 12, 2022 09:14

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「スマイルジャンパー」禹相赫(ウ・サンヒョク=26、国軍体育部隊、写真)が延長勝負のジャンプオフまで繰り広げた末、惜しくもライバルのムタズ・エサ・バルシム(31・カタール)に再び金メダルを奪われて準優勝に止まった。しかし、「夢の舞台」である世界陸上連盟(WA)ダイヤモンドリーグファイナル進出の可能性を高めた。

禹相赫は11日、モナコのルイ2世スタジアムで行われたダイヤモンドリーグ男子走り高跳で、2メートル20、2m25、2m28、2m30を全て1回目にクリアしたが、2m32は3回とも失敗した。バルシムも禹相赫と同じ成績となり、両選手は1位タイになった。続くジャンプオフで2m32を二人とも失敗したが、2m30でバルシムだけがクリアし、禹相赫は銀メダルに止まった。

ジャンプオフは走り高跳びで1位に並んだ場合に行う優勝決定戦だ。1位タイの選手たちが試合中に成功した最高の高さよりバーを一段上げて一度ずつ挑戦する。ここでも決着しなければば、2センチずつバーを上げたり下げたりながら順位を決める。このルールが初めて導入され大会は、2015年北京世界陸上選手権の男子走り高跳び。しかし、世界陸連はジャンプオフルールを選択的に適用できるという例外条項も設けた。同点選手同士の合意によって1位タイになれるようにしたのだ。この例外条項で昨年東京五輪で五輪史上初めて走り高跳びでバルシムとジャンマルコ・タンベリ(30・イタリア)が共同金メダルを獲得した。

同日、禹相赫とバルシムも1位タイで終えることができた。しかし、バルシムが先に「ジャンプオフをしたい」と表明し、勝負を分けたのだ。キム・ドギュン韓国陸上代表チーム垂直跳躍コーチは「バルシムに、どんどん伸ばしている禹相赫をどこかでくじく必要があると思ったようだ」と伝えた。

禹相赫は先月の世界陸上選手権に続き、バルシムとのライバル対決では相次いで敗れたが、来月8日と9日にチューリッヒ(スイス)で行われるダイヤモンドリーグ・ファイナル進出の可能性は高くなった。同日、勝ち点7(2位)を追加した禹相赫は、バルシムとともに4位タイ(15点)になった。禹相赫は6位のハミッシュ・カー(26・ニュージーランド)との勝ち点差は1点となり、27日のローザンヌ(スイス)大会で4位(5点)以上になれば上位6人が進出できるファイナルに出場できる。


カン・ドンウン記者 leper@donga.com