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星州サード基地正常化へ始動、制限のない軍需品搬入を保障

星州サード基地正常化へ始動、制限のない軍需品搬入を保障

Posted August. 12, 2022 09:08,   

Updated August. 12, 2022 09:08

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大統領室の関係者が11日に言及した「サード(THAAD=高高度防衛ミサイル)基地の正常化」とは、今月中に物資搬入など地上のアクセス権を無制限に保障するという意味と見られる。

2017年4月に、サード1基の砲台が星州(ソンジュ)基地に配備されて以来、昨年5月までに基地の入口はサード反対団体や住民によって封鎖された。このため、工事資材や軍需品、生活必需品などが十分に搬入されず、韓米両国軍の将兵たちは臨時のコンテナ兵舎で生活しなければならず、これは同盟問題にまで飛び火した。これに対して米側が強く抗議で、昨年5月から週2回物資搬入が行われた。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府は現在、週5回の搬入回数を週7回に増やし、事実上365日物資を搬入できるようにするという。さらに、米側が要求してきたサード装備や油類などの地上からの搬入も保障されるものと見られる。

政府は、サード運用の正常化も早急に推進する方針だ。現在配備されたサードは、周辺基地の新築や道路整備などが阻まれた「臨時配備」の状態だ。これを正式配備に転換するという。政府はこのため、一般環境アセスメントを来年3月までに終える方針だ。

現在、国防部は、環境アセスメントの第一段階である評価協議会の構成を進めている。これと共に、星州基地内の米軍施設の敷地をめぐる供与手続きも進めている。これに先立って国防部は2017年、星州ゴルフ場の敷地約148万平方メートルのうち、約30万平方メートルを在韓米軍に1次供与した。


申圭鎭 newjin@donga.com