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元法務次官の賄賂容疑も無罪、9年ぶりにすべての容疑晴らす

元法務次官の賄賂容疑も無罪、9年ぶりにすべての容疑晴らす

Posted August. 12, 2022 09:09,   

Updated August. 12, 2022 09:09

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収賄の容疑で起訴された金学義(キム・ハクウィ)元法務部次官(写真)が、最高裁判所で無罪が確定した。2013年にいわゆる「別荘性接待」の議論の中心に立った金氏は、9年ぶりにすべての疑惑について無罪または免訴(公訴権がないと見て訴訟を終結)判決を受けた。

最高裁2部(主審=千大燁最高裁判事)は11日、2000~2011年に建設業者のチェ某氏から約4300万ウォンを受け取った容疑(特定犯罪加重処罰法上の収賄)で起訴された金氏の再上告審で、無罪を言い渡した原審判決を確定した。1審は、金氏の容疑に対して無罪を言い渡したが、2審は有罪と見て懲役2年6ヵ月、罰金500万ウォン、追徴金4300万ウォンあまりを言い渡した。

最高裁は昨年6月、上告審の判決で、2審の有罪判決の根拠となったチェ氏の法廷証言に問題があるとし、無罪趣旨でソウル高裁に事件を差し戻した。ただ、建設業者のユン・ジュンチョン氏から別荘で性的接待を受けた疑惑については、公訴時効の満了を理由に免訴または無罪判決を下した原審を確定した。

以後、破棄差し戻し審の裁判所は今年1月、チェ氏の証言の証拠能力は認めながらも、「陳述の一貫性がなく客観的な証拠に合致しない」とし、金氏に無罪を言い渡した。

金氏をめぐる議論は、2013年3月、金氏が法務部次官に内定後「別荘での性接待動画」の報道が出て浮き彫りになった。議論直後、特殊強姦などの容疑で金氏に対する捜査が行われたが、検察は動画の中の男性は金氏だと確信できないという理由で、2度にわたって嫌疑なしの処分を下した。文在寅(ムン・ジェイン)政府発足後、再捜査に乗り出した検察は、金氏を2019年6月、収賄容疑で拘束起訴したが、結局無罪が確定した。


權五赫 hyuk@donga.com