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与党代表、「滅共を叫んで韓国戦争での南侵の口実を与えた歴史を知らなければ」

与党代表、「滅共を叫んで韓国戦争での南侵の口実を与えた歴史を知らなければ」

Posted January. 24, 2022 08:34,   

Updated January. 24, 2022 08:34

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与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表が22日、保守系最大野党「国民の力」の大統領選候補、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長に対して、「李承晩(イ・スンマン)大統領が準備もなく北進統一、滅共統一を叫び、韓国戦争での南侵の口実を与えた歴史の教訓を学ばなければならない」と主張し、論議を呼んだ。「国民の力」は、「北朝鮮が主張する『南侵誘導説』と何が違うのか」と反発した。

宋氏は同日、フェイスブックに、最近の尹氏の先制攻撃発言に対して、「戦時作戦権の移管、軍事衛星など偵察兵器の裏づけがないだけでなく、軍事緊張を高めて株価下落、外国人投資家の撤収など大きな経済危機を招く恐れがある」と批判した。また、「戦時作戦権の移管も反対し、先制爆撃論を主張する『国民の力』と尹氏に、キューバのミサイル危機を扱った『核時計 零時1分前 キューバ危機13日間のカウントダウン』という本を贈る。忙しくても一読を勧める」と書いた。

宋氏は、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の再開を示唆した北朝鮮に対しても、「絶対にレッドラインを越えてはならない」と警告した。また、「国民が『共に民主党』の李在明(イ・ジェミョン)候補を当選させてくれれば、当選者と相談して直ちに訪米し、突破口を見出す」と話した。

「国民の力」選挙対策本部のファン・ギュファン広報担当は同日、口頭論評で、「与党代表の歪んだ歴史観、国家観は恥ずかしい」とし、「韓国戦争の原因を韓国が提供したと暴言を吐くのか」と批判した。チャン・ヨンイル副広報担当も23日、論評を出し、「軍事的緊張と経済危機は、北朝鮮の核・ミサイルの挑発が原因」とし、「大韓民国の政治家なら、尹氏の北朝鮮の核・ミサイル攻撃に対する発言ではなく、北朝鮮の脅威を警告するのが常識だ」と強調した。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com