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北朝鮮ミサイル発射3分後、米西部で航空機離陸を一時停止

北朝鮮ミサイル発射3分後、米西部で航空機離陸を一時停止

Posted January. 13, 2022 08:37,   

Updated January. 13, 2022 08:37

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北朝鮮が極超音速ミサイルを発射した直後、米西部の空港で航空機の離陸が一時停止され、ミサイル発射との関連をめぐって様々な解釈が提起されている。

米連邦航空局(FAA)は11日(現地時間)、SNSを通じて、「予防的な措置として、10日夜、西部海岸の一部の空港で航空機の離陸を停止した」とし、「措置は15分間続いた」と明らかにした。FAAは、「定期的に予防的措置を取る」としながらも、措置の理由については説明しなかった。CNNは、「北朝鮮のミサイル発射直後、航空機の離陸が一時停止された」とし、「異例」と報じた。離陸の一時的な停止措置が発動された時間は現地時間10日午後5時30分頃から15分ほど。韓国時間11日午前7時30分で北朝鮮のミサイル発射3分後のことだ。

特に、米軍事メディアなどは、今回の措置が西部海岸の空港だけでなくハワイやアリゾナの空港などでも発動され、管制塔無線機で「全国的離陸停止」、「国家安全保障の脅威」などの言葉が捉えられたと報じた。「全国的離陸停止」は、2001年の9・11同時多発テロの時に初めて発動された措置だ。

 

ロイター通信によると、FAAはロイター通信に、今回の措置がインド太平洋地域で起きた事案の報告を受けての対応と明らかにした。ホワイトハウスのサキ大統領報道官は、「FAAは万一の事態に備えるためだと(措置の理由を)説明している」と明らかにした。一部では、北朝鮮のミサイル発射直後、警報を誤って発令したのではないかという分析もある。2020年のロシアのミサイル演習の時も、このミサイルがドイツの米軍基地に向かって発射されたと誤って判断して警報が発令されたことがある。ただしCNNは、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)が北朝鮮のミサイル発射と関連して「米国に対する潜在的脅威の警報を出したことはない」と伝えた。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com