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5・18団体「死で真実を葬ることはできない」

5・18団体「死で真実を葬ることはできない」

Posted November. 24, 2021 08:29,   

Updated November. 24, 2021 08:29

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「死で真実を葬ることはできない」

5・18記念財団と5・18民主有功者遺族会、5・18民主化運動負傷者会、5・18拘束負傷者会は、全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領の死去を受け、23日に記者会見を開き、このように明らかにした。彼らは「全氏は5・18とは無関係だとし、苦しい言い訳と責任回避で一貫した」とし、「氏は反省と謝罪どころか、回顧録で5・18英霊を冒涜・蔑視し、おぞましい人生を送った」と批判した。

また、「光州(クァンジュ)市民はこれまで、全氏の告白と懺悔を求めた」とし、「(故チョ・ビオ神父の名誉毀損の)裁判を通じて韓国憲政史を蹂躙し、罪のない市民を虐殺した全氏に厳重な法的責任を問う歴史的審判が出ることを望んだが、全氏の死により、これも期待できなくなった」と悲痛な心境を語った。

全元大統領は、5・18貢献者のチョ神父の名誉を毀損した罪で起訴され、光州地裁の一審で昨年11月30日、懲役8カ月、執行猶予2年の判決を受けた。しかし、全元大統領は同判決を不服とし、控訴審が行われており、確定判決前に全元大統領が死亡したことを受け、公訴棄却の決定が下されるものと見られる。全元大統領は回顧録で、5・18当時、ヘリ射撃を目撃したと証言したチョ神父を「破廉恥な嘘つき」と非難した罪で起訴された。チョ神父の甥であるチョ・ヨンデ神父は、「全氏は謝罪もせずに去り、われわれは過去に転々としなければならない状況になった。全氏の回顧録に関する刑事裁判は公訴棄却になっても、民事裁判は続くだろう」と語った。

5月団体などが全元大統領と長男の全宰国(チョン・ジェグク)氏を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で、1審裁判部は2018年9月13日、5・18記念財団など5月団体に1500万ウォン、チョ・ヨンデ神父に1000万ウォンを支給する判決を下し、2審はまだ行われている。


李亨胄 peneye09@donga.com