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どの民主党? 日本の野党が選挙を控えて名称で混乱

どの民主党? 日本の野党が選挙を控えて名称で混乱

Posted October. 29, 2021 08:52,   

Updated October. 29, 2021 08:52

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日本の衆議院選挙が31日に行われるが、野党の立憲民主党と国民民主党が似た名前のために苦慮している。日本は投票用紙に小選挙区用で候補者の名前を、比例代表用で政党名を記載しなければならないが、有権者が似た政党名によって混乱するためだ。

28日、東京新聞によると、立憲民主党と国民民主党はいずれも「民主党」という政党名の略称を総務省に届け出た。両党は、2009年の総選挙で大勝して政権交代を成し遂げた民主党から分かれ、国民も「民主党」という名前に親しみがあるので、この略称にこだわったとみられる。総務省は、公職選挙法規定上、「政党間の略称が重複してはならない」という規定がないため、同じ略称を受け入れた。過去にも「新党」という略称が重複したケースがあった。

問題は、有権者が比例代表用紙に「民主党」と書いた場合、その票をどの政党の票と見なすかということだ。総務省は22日、無効票とせず、立憲民主党と国民民主党の得票に比例して配分するよう各選管委に通知した。ただし同紙は、「『民主』と書いた票は無効となる可能性がある」と伝えた。総務省が「民主」に対しては責任解釈を下さず、最終的に、都道府県選挙管理委員会が選任する開票管理者が決定する。

今回の衆院選に候補を出した政党のうち「民主」という名前が入ったのは、立憲民主党と国民民主党のほかにも自由民主党、社会民主党の4党となる。東京都選管委側は、同紙のインタビューで、区市町村選管からは、民主と書いた場合、「立民と国民で案分する」との考えと「無効とする」との意見が出ているとし、「略称を決める時、きちんと分けてもらった方が良かった」と話した。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com