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「伝説のマフィア」アル・カポネの拳銃、10億ウォンで落札

「伝説のマフィア」アル・カポネの拳銃、10億ウォンで落札

Posted October. 14, 2021 08:16,   

Updated October. 14, 2021 08:16

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1920年代、米国の禁酒法時代にシカゴを拠点に暗躍した伝説的なギャング、アル・カポネが「恋人(sweetheart)」と呼ぶほど大切にした拳銃(写真)が8日(現地時間)、非公開の競売にかけられ、86万ドル(約10億2300万ウォン)で落札されたと、米紙シカゴ・トリビューンなどが12日付で報じた。米国の競売に登場した20世紀の銃の中で最高額だという。

競売には、カポネの3人の孫娘が所有している遺品174点が出品された。ダイヤモンドが打ち込まれた高級時計ブランド「パテック・フィリップ」の懐中時計をはじめ、装身具、家具、日用品、家族の写真、手紙など。同日落札された遺品の合計金額は少なくとも300万ドル(約35億7千万ウォン)にのぼる。世界各国から約1500人の入札者が参加した。 

1899年、米ニューヨーク・ブルックリン区の貧民街のイタリア系移民の家庭で生まれたカポネは、1920年頃にシカゴに移住し、本格的にギャング活動を始めた。禁酒法時代に酒の密造、売春業、賭博業などで富を築き、一時ギネスブックに世界最高富豪に登録された。29年2月14日、カポネの部下がライバルギャングの組織員ら計7人を銃で殺害した「聖バレンタインデー虐殺」事件を背後で指示したカポネも、シカゴで「公共の敵」とされた。31年に脱税で収監され、その後釈放されたが、47年に48歳で死亡した。


キム・スヒョン記者 newsoo@donga.com