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新型コロナ、世界全体で死者400万人超え WHO「悲劇的な節目」

新型コロナ、世界全体で死者400万人超え WHO「悲劇的な節目」

Posted July. 09, 2021 08:30,   

Updated July. 09, 2021 08:30

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新型コロナウイルスによる世界の死者数が400万人を上回った。2019年12月に中国・武漢で新型コロナウイルスが初めて確認されて1年7ヵ月が経った。

WHOのテドロス・アダノム事務局は7日(現地時間)、スイス・ジュネーブのWHO本部で記者会見を行い、「世界はこのパンデミックの危険な地点にある。死者が400万人という悲劇的な節目を超えた」と明らかにした。また、「ワクチン接種率が高い一部国家が感染対策を緩め、まるでパンデミックが終わったかのように緊張を解いている」と批判した。 

感染対策規制の解除を控えた英国は同日、1日の新規感染者が3万2548人を記録し、約5ヵ月半ぶりに再び3万人を超えた。英国で流行第2波が来た今年1月下旬と同様の水準だ。英国は、人口67%が1回、50%が2回のワクチン接種を終えるなど接種率が高いが、最近ワクチンを接種していない若年層を中心に、感染力の強いデルタ変異株の感染が急速に広がっている。変異株の感染が拡大する中でも、感染対策を緩く適用していた英政府は、19日からマスク着用の義務化、集会の制限、ソーシャルディスタンシングまで解除する方針だ。

デルタ変異株は、米国とドイツでも優勢種としての位置を確立した。米疾病予防管理センター(CDC)は7日、6月20日~7月3日の2週間で新規感染者のうちデルタ変異株の感染が51.7%を占めたと明らかにした。前(6月6日~19日)の2週間の30.4%から急増したのだ。デルタ変異株はドイツでも6月末に新規感染者の59%を占めた。ドイツは6月末に300人台に減った1日の感染者が7日には986人発生するなど増加傾向に戻った。


趙鍾燁 jjj@donga.com