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李洛淵氏、丁世均前首相の故郷・全北で「全羅道票取り込み」

李洛淵氏、丁世均前首相の故郷・全北で「全羅道票取り込み」

Posted June. 10, 2021 08:26,   

Updated June. 10, 2021 08:26

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与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナクヨン)前代表が9日、丁世均(チョン・セギュン)前首相の故郷である全羅北道(チョンラプクト)地域を訪れ、「セマングム地区に中国・海南を連想させるほどのメディカルセンターを作る」と明らかにした。国内外の富裕層を対象にした医療観光ハブをセマングムに作り、セマングム地区を活性化させるという構想だ。与党関係者は、「李在明(イ・ジェミョン)京畿道(キョンギド)知事の1強体制が続いている中、李前代表が丁氏の地元を直接攻略する行動だ」と話した。

李氏は同日、全北大学で行った記者会見で、「まだ具体的な内容を公開する段階ではないが、これまでなかった新しい事業が加味される必要がある」とし、このように明らかにした。さらに、全羅北道、全羅南道(チョンラナムド)、光州(クァンジュ)が力を合わせて「全羅道超広域エネルギー経済共同体プロジェクト」(湖南RE300)も推進していると紹介した。李氏は、「湖南RE300が上手くいけば、全羅道が韓半島全体のエネルギー中心地になり、残ったエネルギーを輸出することもできる」とし、「このために全羅北道セマングムと全羅南道新安(シンアン)の中間にある韓国電力を再生エネルギー・プラットホームへと発展させる必要がある」と主張した。

丁氏と(党内選挙の過程で)結局は一本化するのではないかという質問には即答を避けた。李氏は、「私たちの間に議論があるわけではない」とし、「基本的に国民が判断すると信じる」と述べた。

李氏は記者会見後、全北大学で開かれた全羅北道地域の支持者の会である「新福祉全北フォーラム」創立総会でも、セマングム事業の完遂による再生エネルギー中心地の造成および先端素材の炭素繊維生産基地の構築、現代重工業群山(グンサン)造船所の復活などを約束した。新福祉全北フォーラムがスタートし、全国17市・道のうち15番目の発足式を終えた李氏は12日、ソウルで最後の新福祉フォーラム発足式を開き、全国支持者会の組織行事を締めくくる予定だ。

これに先立ち、李氏は同日午前、ソウルで日本による植民地支配期の元徴用工に会って、損害賠償訴訟を却下した裁判所の決定を批判した。そして、「韓日請求権協定にもかかわらず、個人請求権は消滅しなかったというのが私たちの一貫した立場であり、大法院(最高裁)の判断も同じだ」とし、「(訴訟を却下した判事が)偏向した政治観を持っていたのではないか疑いを拭えない」と話した。


姜聲煇 yolo@donga.com