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天才の脳は音と色を一緒に感じる

Posted April. 03, 2021 08:04,   

Updated April. 03, 2021 08:04

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フィンセント・ファン・ゴッホが1885年、ピアノ教習を受ける時、音と色をいつも結びつけるのを見て、彼の先生は、ゴッホは精神病者だと思った。ワシリー・カンディンスキーも音楽を聞く時、線と色を見た。芸術界の両巨匠ともに、異なる感覚を合わせて感じる「共感覚」を持っていた。

共感覚は、脳の発達過程と関連がある。人間は、幼い頃は視覚や聴覚などがつながっていて、年を取るにつれて区分される。ところが、一部の人々は感覚の認知がずっとつながっている。全人類の4.4%は、脳の発達過程で共感覚が現れる。彼らは、脳の共感覚を通じて多様な外部刺激を受け入れて創意性を発揮する。

人間の創造性は、脳と環境の絶え間ない相互作用から生まれる産物だ。創造性の革命は、約1万4000年前、人間が採集経済から脱して農業に定着してから行われた。規模が大きくなった共同体の中で、より多くの人に会って情報を交換できるようになり、今はオンラインを通じて疎通方式が飛躍的に発展した。

著者は、脳と環境の相互作用に注目した解剖学分析とともに、才能、職業、ストレス、犯罪などが脳に及ぼす影響を追跡している。人工知能(AI)時代を迎え、コンピューターが人間の脳を凌ぐことができるだろうか。著者は、「鳥のすべての羽をそれぞれ模倣しても、鳥の飛行を模倣することはできない」とし、1000億個の脳細胞が多様な神経作用を通じて見せる洞察力に機械が直ちに追いつくことはできないと言う。


鄭盛澤 neone@donga.com