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鄭鎮奭枢機卿の容体好転、「祈ってくださった方々に感謝」

鄭鎮奭枢機卿の容体好転、「祈ってくださった方々に感謝」

Posted March. 08, 2021 08:12,   

Updated March. 08, 2021 08:12

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健康悪化で先月入院した鄭鎮奭(チョン・ジンソク)枢機卿(90)が最近、容体が好転したという。7日、カトリック・ソウル大教区によると、呼吸困難に陥るなど、一時は病状が深刻だった鄭枢機卿は最近、周囲の人たちの質問に答え、病室内でほかの神父たちが共同で執り行うミサにも参加したという。鄭枢機卿は自身のために多くの人が祈ってくれたことに対し、「心から信者に感謝する」とも話した。

ソウル大教区の関係者は、「今のところ、ひとまずヤマを越えた」とし「全快したわけではないが、時間を争う状況からは少しは脱したようだ」と伝えた。

これに先立ち、病院側は1日、鄭枢機卿の体から点滴チューブだけを残し、すべての装置を取り外した。延命医療を望まない鄭枢機卿の意向を尊重した措置だった。当時、一部の医療スタッフの間では、点滴だけを受ける場合、2時間を耐えられないかも知れないと懸念する声もあったが、鄭枢機卿は最近、呼吸、血圧、酸素飽和度の数値などが好転したという。

一方、鄭枢機卿は体に激しい痛みが起きると、周囲の勧めで先月21日に入院した。入院直後に容体がさらに悪化し、翌日にソウル大教区長の廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿が鄭枢機卿に病人の聖餐を執り行うことにした。


金甲植 dunanworld@donga.com