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米インド太平洋司令部「北朝鮮の核再処理、事実なら米朝の緊張の次元が変わる」

米インド太平洋司令部「北朝鮮の核再処理、事実なら米朝の緊張の次元が変わる」

Posted March. 04, 2021 08:09,   

Updated March. 04, 2021 08:09

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米国のインド太平洋司令部の情報担当高官が最近、北朝鮮の核再処理関連の動きに対して懸念を示し、今後の挑発の可能性を注視していると明らかにした。

 

ロイター通信によると、インド太平洋司令部情報司令官のマイケル・スチュードマン海軍少将は2日(現地時間)、国際安全保障関連の非営利機関AFCEAが主催した行事の演説で、北朝鮮の核燃料再処理の活動の兆候に触れ、「北朝鮮の動きを非常に懸念しており、注視している」と述べた。スチュードマン氏は、関連動向を指摘した国際原子力機関(IAEA)の最近の声明に言及し、「事実なら今年、北朝鮮との緊張関係を別の次元にする事案」と指摘した。

 

IAEAは1日、(スチュードマン氏)にラファエル・グロッシ事務局長が出した声明で、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)と降仙(カンソン)の核施設が稼動していることを指摘した。スチュードマン氏は同日開かれた今年初の定期理事会で、「北朝鮮の実験用軽水炉で昨年末に行われた冷却施設試験を含め、内部活動を続けている動きがある」とし、「最近、放射化学実験室の蒸気発電所を稼動した兆候もあった」と話した。

スチュードマン氏は、「北朝鮮の最近の核燃料再処理準備情況は、バイデン政権に影響力を行使して関心を引くための初の動きと判断される」とし、「北朝鮮はこの再処理活動を制裁緩和の交渉カードに使う可能性がある」と分析した。

 

米国務省もIAEAの報告書について、「北朝鮮の不法な核と弾道ミサイル計画、そして先端技術拡散の意思は、国際平和と安全保障を深刻に脅かし、国際的な核不拡散体制を弱める」と批判した。国務省報道官室関係者は2日、米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)に、「米政権は北朝鮮が加える脅威を考慮し、これに対応するために同盟およびパートナーと緊密に協力し、効力あるアプローチを採択する」と強調した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com