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世界電気自動車の大戦が本格化、GMは「ガソリン車生産の打切り」宣言

世界電気自動車の大戦が本格化、GMは「ガソリン車生産の打切り」宣言

Posted February. 24, 2021 08:13,   

Updated February. 24, 2021 08:13

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世界の自動車業界をリードする主要自動車メーカー各社が、相次いで電気自動車への投資と発売計画を発表したことで、電気自動車時代が本格化している。

テスラが独走し、アップル、シャオミなどの情報技術(IT)会社までが電気車の生産に挑戦している状況で、ややもすればITのノキア、モトローラのように遅れを取りかねないという危機感のためだ。新たに再編が進んでいる自動車市場で遅れを取らないために、ガソリンやディーゼルで運行する既存車両の生産を中長期的に諦めてまで、電気車市場に「オールイン」する姿だ。ブルームバーグ・ニューエネルギー・ファイナンスによると、全世界の新車販売台数比電気車のシェアは、昨年は2.7%に過ぎないが、2030年は28%、2040年は58%まで高まる見通しだ。

米GMは、2025年まで新しい電気車30種を市場に披露する計画を持っている。2035年以降は、全世界でガソリンやディーゼルエンジン自動車の生産と販売を中止する。GMが電気車や自動運転車の研究開発(R&D)に投資する資金だけでも、2023年までに270億ドル(約29兆9970億ウォン)に達する。

米フォードは、2025年まで290億ドル(約32兆2190億ウォン)を投資し、2030年からは欧州で電気車のみ生産して販売することにした。このため、ドイツ・ケルン工場を2023年から電気車の生産に集中させる計画だ。

ドイツ・フォルクスワーゲンは、2025年に世界で販売する車両の20%を電気車で販売することを決めた。今年は、電気車をテスラより多く販売するのが目標となっている。フォルクスワーゲンは2018年にすでに電気車専用プラットフォーム「MEB」を公開して、リードする技術力を披露した。トヨタは、電気車専用プラットフォーム「e-TNGA」を公開し、今年6月末前に中型スポーツユーティリティ車両(SUV)モデルを発売する。

グローバル電気車トップのテスラに対する牽制も強まっている。BMWのオリバー・ツィプセ会長兼最高経営者(CEO)は、デジタルライフデザイン(DLD)テックの国際カンファレンスで、「テスラが現在の(発展)速度を維持するのは容易ではないだろう」とし、「残りの自動車ライバル会社が跳躍に向かって動いている」と述べた。

グローバルエコの流れにあわせて、世界各国政府が内燃機関への規制や電気車振興政策を打ち出しているのも、電気車の普及に拍車をかけている。ドイツ、フランスなどの欧州連合(EU)の主要国は、今年末まで電気車補助金を1台当たり9000ユーロ(約1216万ウォン)まで支給する方針だ。中国は、2025年に電気車の普及割合の目標を当初の20%から25%に引き上げ、ガソリンとディーゼル車の淘汰の目標も立てた。


イ・サンフン記者 イ・ウンテク記者 sanghun@donga.com · nabi@donga.com