Go to contents

大芩とビートボックス、牙箏とオルガン…がらりと変わった国楽界

大芩とビートボックス、牙箏とオルガン…がらりと変わった国楽界

Posted January. 20, 2021 08:15,   

Updated January. 20, 2021 08:15

한국어

「大芩ビートボックス」、「パイプオルガンと国楽管弦楽」、「編磬とモジュラーシンセサイザー」。

神出鬼没の組み合わせが新年、国楽界を騒がせる。昨年、イナルチ、楽団光七(クァンチル)などを見て現代的な興を呼び起こした人なら、今度もっと実験的な楽器融合の世界に打ち込んでみるのも良いだろう。

国立国楽管弦楽団が27日に開催する「対立と調和:コンチェルト」公演に登場する5つの現代国楽曲は、その面々が新鮮だ。初演される大芩とチェロ、国楽管弦楽のための協奏曲「天に向かう歌(Singing to the sky)」には、大芩ビートボックスが登場する。大芩奏者キム・ジョンスンが西洋の「フルートビートボックス」に着目して、メロディーとリズムを一口から噴き出す手法を考案した。また、別の初演曲「挿絵の中に」(キム・ソンギ作曲)では、昨年世界初のパイプオルガン国楽協奏曲に参加したオルガニストのシン・ドンイルが、再び国楽管弦楽団と呼吸を合わせる。27日午後7時30分、ソウル松坡区(ソンパグ)のロッテコンサートホール。2万〜5万ウォン。お問い合わせは02-2280-4114まで。

韓国文化芸術委員会が選んで後援する「今年の新作」の伝統芸術部門の公演も、29日から異音を出す。初舞台は、世界で一つだけの編成チーム「シンノイ」が担当する。2019年にデビューした彼らは、伝統口音(キム・ボラ)、コントラバス(イ・ウォンスル)、電子音楽(ハイム)の不思議で美しい調和を追求する。29日と30日、ソウル鍾路区大学路(チョンノグ・テハクロ)芸術劇場大劇場。

来月26〜28日、同所では編磬とシンセサイザーの出会いが見られる。国楽グループ「コンミョン)」出身のイム・ヨンジュ氏が音楽監督を務めた「響く轟」公演だ。編磬は宗廟祭礼楽のような雅楽でたまに見られる、16個の石をぞろぞろとつけた独特の楽器。琴、大芩、打楽器はもとより、モジュラーシンセサイザーに至るまで、多様な楽器が編磬と織り成す新しい音をサラウンド音響で具現する。

来月3〜7日、アルコ芸術劇場大劇場で披露される新しいパンソリ「庭を出た雌鳥」は、同名の童話を初めてパンソリとして再誕生させる。チ・ギハクさんが作唱と演出をし、4組の歌い手と鼓手がそれぞれ解釈して異なる「パンソリの雌鳥」を披露するのが観覧ポイントだ。以上1回につき3万ウォン。お問い合わせは02-3668-0007まで。


イム・ヒユン記者 imi@donga.com