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イラン、韓国凍結資金の利息も要求

Posted January. 13, 2021 08:02,   

Updated January. 13, 2021 08:02

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政府代表団は、イランが抑留した韓国船舶の解放について話し合うため、11日、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフらに会ったが、成果なくイランの従来の立場だけを再確認した。アブドルナセル・ヘマティ中央銀行総裁は、「韓国内の銀行に凍結されているイラン資金の利息まで支払うべきだ」と要求し、代表団の「手ぶらでの帰国」の可能性が高まっているという分析が提起されている。

国営・メフル通信などによると、外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官は同日、ザリーフ外相、ハメネイ師の最側近であるカマル・ハラジ外交政策戦略委員会委員長などの高官と相次いで会談し、「韓国ケミ」号と韓国人の乗組員5人の解放問題について話し合った。イランの関係者たちは、「船舶抑留は環境汚染のためであり、イランの司法手続きを踏まなければならない」という態度を固守した。

ザリーフ長官は、韓国の都市銀行に凍結されているイランの原油輸出代金70億ドル(約7兆6900億ウォン)を先に返すことが優先だという態度を重ねて明らかにした。氏は、「凍結資産問題が両国関係の最大のネックとなっている」とし、「韓国側の違法行為で、イランでの韓国イメージが悪化している」と主張した。ハラジ委員長も同様の意見を示した。

ヘマティ総裁は同日、国営放送とのインタビューで、「韓国都市銀行はイラン資産を凍結しても利息さえ払っていない」とし、前日、崔次官と会った席で利息支払いを要求したと公開した。

崔次官は12日までイランに滞在後、カタールを経て14日帰国の途につく。外交関係者の間では、両国の交渉が膠着に陥ったため、大統領府で問題解決に乗り出さなければならないという声も出ている。


林賢錫 lhs@donga.com · 崔智善 aurinko@donga.com